風邪の影響から目薬を差すことになった猫のみかんちゃんは、どうやら目薬が大の苦手。苦手意識から飼い主さんの持つ目薬を見るだけで、目がしょぼしょぼしてしまうようになってしまいました。

 4歳になるみかんちゃんは少し臆病で人見知り。おかげで目薬は差す時は、「常に逃げよう逃げよう」と飼い主さんが押さえる腕の中から逃げだそうとしてしまいます。ついには、目薬をみただけで目に違和感をもつように……。

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 ツイッターに投稿された動画にはみかんちゃんの様子が映っています。おそらく視線の先にあるであろう目薬を見て、条件反射で目がしょぼしょぼ……。飼い主さんにすり寄りたいのに目薬のせいで進めない葛藤の様子は、ちょっと気の毒ではありますが、かわいくて思わずクスッとしてしまいます。

 この動画は40万回以上再生され「かわいくて笑っちゃいました」「パブロフの猫」といったコメントが寄せられるなど、大きな反響が。「こんなに反響があるなんて、驚いています。うちの子をかわいいと言ってくれる方々がこんなにいるんだと思うと、うれしく思います」と飼い主さん。

 実はみかんちゃんは、多頭飼育崩壊の現場で保護された猫です。その後、2歳まで保護施設で育てられましたが、そこではどうやら「家庭内野良状態」だったもよう。ところが、飼い主さんのもとへきてからは、たっぷりの愛情を注がれて、今ではすっかり甘えん坊さんに。よくみると写真の表情からも、飼い主さんとの信頼関係が伝わってきます。

 こうした理由もあり、多くの方からの「かわいい」という言葉には一層喜びが隠せなかった飼い主さん。

 「保護施設には、まだまだたくさんの犬猫がお家を待っています。特に人見知り、成猫の保護猫は、なかなかお家が決まりづらいと聞きます。そんな子でも、たくさん話しかけてお世話をしていれば、必ず思いは伝わるんだと、みかんを通じて実感しています」とのこと。

 ちなみに目薬の件はというと……後日、経過観察のため再度病院を訪ねたところ、あと1か月くらいは目薬が必要との診断を受けたそうです。みかんちゃんの苦労はまだ続きそうですが、頑張ってほしいですね!

<記事化協力>
いちごみかんさん(@GBfwNhFh9PJuz5W)

(山口弘剛)