トヨタのミニバン「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」統廃合の危機!? 残したいのはどのモデル?

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Mサイズミニバン3兄弟がリストラ対象に!?

 トヨタは長年続いたチャネル制を廃止し、2020年5月から全店舗で全車種を販売する体制へ移行しました。

 チャネル制では、たとえば「クラウン」はトヨタ店、「カローラ」はカローラ店など、顧客のニーズに合わせて専売車種を販売していましたが、それと同時にトヨタは多くの姉妹車を設定。

【画像】ノアの車中泊仕様がスゴい! 「マルチユーティリティ」仕様を見る!(37枚)

「アルファード/ヴェルファイア」や「ルーミー/タンク」、「ポルテ/スペイド」、「プレミオ/アリオン」など、ベースを共有しつつデザインと名前を変えて、別のチャネルで販売していました。

トヨタのミニバン3兄弟「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」

 全店舗で全車種を販売するようになってから1年が経過しましたが、現在、姉妹車の統廃合が着々と進められています。

 2020年9月のルーミーのマイナーチェンジの際にタンクが廃止となり、タンクのデザインを継承したグレードがルーミーに設定されました。

 また、2021年5月のアルファード/ヴェルファイアの一部改良では、ヴェルファイアが特別仕様車「ゴールデンアイズ II」のワングレードのみに縮小されるなど、かつての人気車であってもリストラの影がちらついています。

 そして次に対象となりそうなのが、ミドルサイズミニバン3兄弟です。

 トヨタには「ノア」「ヴォクシー」「エスクァイア」の3車種のミニバンがラインナップされていますが、将来的に統合される可能性が高いと見られています。

 くるまのニュースではノア/ヴォクシー/エスクァイアについてのアンケートを実施し、SNSユーザーの意見を収集しました。

「3車種あるミドルサイズミニバンではどれを残してほしいですか?」という質問に対して、ノアが63.5%ともっとも多く、ヴォクシー39.2%、エスクァイアが12.2%となりました。

 ノアを残してほしい理由として、「3車種のなかでは親しみを感じる」「ギラギラ感が無く親しみやすいザ・ファミリーカー」「比較的グリルの威圧感が大人しいから」など、ファミリーが使うことが多いミニバンとして、親しみやすくスタンダードなデザインが評価を得ているようです。

 また、「ノアが一番古い車名だから」「他のモデルはノアから派生している」と、ノアが歴史ある車名であることから、残すべきという意見もありました。

 もともとは、「タウンエースノア/ライトエースノア」の後継車として、初代ノアと初代ヴォクシーが2001年に誕生。ノアはカローラ店、ヴォクシーはネッツ店の専売車種として販売されました。

 2007年に2代目、2014年に3代目へとフルモデルチェンジ。そして2014年10月に、エスクァイアがトヨタ店・トヨペット店の専売車種として加わっています。

すみ分けがしっかりされている3兄弟はすべて残すべき?

 ヴォクシーを残してほしいという意見としては、「ヴォクシーが一番スタイリッシュだから」「ヴォクシーはミドルクラスの王道なイメージで顔もカッコイイ」「若いイメージがある」など、精悍なデザインが受けていることがわかります。

 また、「3車種のなかで一番売れている」というコメントもありました。

3兄弟のなかでもっとも売れているトヨタ「ヴォクシー」

 2020年度の登録台数を見ると、ヴォクシーが7万1903台、ノアが4万6755台、エスクアィアが1万9800台と、ヴォクシーがもっとも売れています。

 なおヴォクシーは、以前はネッツ店専用の「N」をデザインしたエンブレムをフロントに装着していましたが、全店舗で販売されることになり、ほかのモデルと同じくトヨタのエンブレムへと変更されています。

 エスクアィアを残すべきという回答者からは「一番高級感がある」「5ナンバーで上質なミニバンが少ないから」という声が挙がり、エスクアィアの質感高いデザインが好評でした。

 さらには、「大人しめのノア、少し派手なヴォクシー、上級志向のエスクァイアと棲み分けがしっかりなされているので3モデルとも残すべき。日本ではこれだけミニバン文化が根付いているので選択肢がたくさんあったほうがより多くのニーズに応えやすいのではと思った」と、3車種の存続を希望する意見もありました。

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 3モデルとも2014年登場とあってすでに7年が経過し、そろそろフルモデルチェンジのタイミングにさしかかっています。

 ノア/ヴォクシー/エスクァイアの3兄弟がどうなるのか、人気モデルだけにその動向が注目されます。