スタイリストが証言する「グレーの服があるといい」理由
※コーディネートは、GISELe2018年12月号〜2019年2月号、2019年8〜12月号で紹介したものです。
「スタイリストがグレーに頼る理由」
GISELeスタイリストが、どういうときに、どんな理由でグレーを使っているのかを聞き込み。グレーに頼って「うまくいった」コーディネートをあらためて、詳しく掘り下げてご紹介。
LONG OUTER
重ねることで装いが整う
A「ルーズな形も軽く見えるから」

ネイビーのタートルと黒スカートを合わせた、重厚感のあるAライン。仕上げに、薄グレーのカーデをはおったおかげで、シルエット全体が軽やかに。(樋口さん)
B「強い配色のなごませ役になる」

白×黒のように色の差が強いとき、中間色であるグレーを足すと一気にバランスが整う。黒やネイビーのコートを選びがちですが、実はあいまい色も重宝します。(石関さん)
C「黒ほど強くない絶妙なモード感」

カッコよくまとめたいとき、グレーに頼ることが多いです。黒だとモードになりすぎるBIGサイズのコートも、ライトグレーなら適度に力が抜けて試しやすい。(岩田さん)
FLUFFY KNIT
フェミニンすぎないほどよい甘さ
D「モヘアの魅力が倍になる」

グレーにそなわるやさしい雰囲気と相まって、ふわっとしたモヘアの素材感が引き立つ気がする。サロペットを合わせ、品のいいカジュアルに仕上げました。(渡邉さん)
E「”ふわふわ”を大人っぽく装うなら」

白だと甘すぎる気がして、モヘアをとり入れるときはライトグレーを選びがち。ルーズなモヘアニットを主役に、ほかはミニマムに徹したコーデがしたい。(高木さん)
F「ニットONニットの濃淡づけに」

メンズライクなグレーを選び、女っぽく見えるモヘアニットの甘さ調節をはかりました。毛足の長い素材により、ニットどうしの重ね着にもメリハリがつく。(樋口さん)
SLACKS
ONにもOFFにも使用可能
G「キレイ色も”すぎない甘さ”に」

淡色を黒やデニムで締めるのではなく、あえてあいまいな色と合わせるのが好きです。やさしい配色でも甘さひかえめなのは、落ち着きのあるグレーだから。(石関さん)
H「知的だけでなくカジュアルにも」

ONのイメージが強いグレーパンツも、合わせる色やアイテムによってカジュアルに転ばせることも簡単。写真は同じボトムですが、靴が違うだけで印象が変わる。(岩田さん)
I「モノトーンに奥行きが生まれる」

グレーのプレスパンツを黒ワンピからちら見せしたコーディネート。黒いパンツではなくあせた色みをとり入れたことで、モノトーンがよりシャレて見える。(石関さん)
HEAVY KNIT
大人のカジュアルにちょうどいい
J「黒との相性がいいから好き」

黒ボトムに白やはっきりした色のニットを合わせるのは、コントラストが強くて難しいことも。黒になじむグレーなら簡単なうえ、ハンサムに見えてオススメ。(高木さん)
K「レディなボトムの糖度を下げる」

BIGニットがこのコーデのテーマだったのですが、白スカートがガーリーな雰囲気なので、メンズライクな色合わせがいいなと思ってグレーをチョイス。(樋口さん)
L「ケーブルニットにも女らしさが薫る」

白だとほっこり感が漂いがちなケーブルニットも、グレーを選べば洗練された印象に。美人度の高いグレーだから、キレイめなテーパードパンツとも好相性。(出口さん)
WARM SKIRT & DRESS
心地いいまま気品がかなう
M「グレー×ヘリンボーンだとより上品」

手軽に品を演出できる、ツイードやヘリンボーンのスカートもよく使う。ボリュームや重厚感があるぶん、黒より軽やかに見せられるグレー系が重宝します。(石関さん)
N「気負わずに試せるありがたい色」

ベージュほど甘くはない、品がいいけど気張っていない感じがグレーのよさだと思います。女らしいAラインのスカートも、グレーだとひかえめ&知的。(渡邉さん)
O「ゆるいワンピもほっこりしない」

リラックスできるニットワンピに、黒がちなグレーが強さと洗練度を加算してくれる。パンプスやファーバッグなど、ドレッシーな小物も合わせやすいです。(岩田さん)
STOLE & MUFFLER
バランサーの役目をはたす
P「旬のボリューム感も重く見えづらい」

マフラーをぐるぐる巻きにして、ボリューミィなハイネック風にアレンジした着こなし。これで黒だと重いけれど、やさしい色みのグレーなら軽やかな仕上がり。(渡邉さん)
Q「上品なカラーバランスを整える」

ネイビー、オフ白、キャメルと、全体的に上品なカラーを使っていたので、もう1色グレーを足し算。ネイビーのニットにも、浮かずになじんでちょうどいい。(樋口さん)
R「巻くだけで完成度が上がる」

もふもふとした表情が愛らしいマフラーも、グレーなら都会的に使える。ゆったりとしたニットワンピに、巻きつけるだけでまじめっぽさが出せるので便利。(出口さん)

