服の上からも塗布できる虫よけ剤が好調
イカリジンは一時的に害虫の嗅覚受容器をブロックする働きを持ち、これにより人間が吐き出す二酸化炭素や汗、バクテリアのにおいを認識させない。蚊やマダニ、アブ、サシバエなどに効果が確認されている。日本では15年に厚生労働省の認可を受け発売し、16年に大日本除虫菊(KINCHO)とフマキラーが採用した。18年度はスプレー式に加えて、ジェル式の新製品にも採用された。
年齢による使用制限が課題だった従来の虫よけ成分「ディート」と同等の忌避効果を持たせながら、乳幼児から授乳中の妊婦まで何度でも使える優位性を訴求する。無臭で皮膚への刺激やべたつきがなく、服の上からも塗布できる。
90年代に独バイエルがディートに代わる忌避剤として開発し、現在はバイエルから分社した独ランクセス傘下のサルティゴが生産・販売する。
