(写真提供=SPORTS KOREA)兵役を終えたチェ・シウォン(左)とチャンミン

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ファンにとって、韓流スターがいつ兵役に行くかというのはとても重要な問題だ。

それゆえ、韓国の兵役問題についても高い関心を示すのだが、一般人と違って韓流スターの兵役は、今後政府によってかなり監視されるようになる。

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2017年5月に発足した文在寅(ムン・ジェイン)政権は、従来の社会的に積み重なった悪弊を正すことに熱心に取り組んでいる。

その1つが兵役である。

特に文在寅政権が進めている兵役の改善点は何か。

それは、公平の原則に則って、兵役における不正を厳しくチェックする態勢を作ろうとしているのだ。

特に強調されているのが、社会的に影響力の強い人たちの兵役がどのように行われているかを明らかにすることだ。

つまり、兵役の履行状況を徹底的に調べて公表するという。

その背景には、今までに財閥役員や富裕層の息子の兵役に国民の批判が集まっていたことがある。

相次いだ兵役のがれ

一般の人で兵役免除になる割合というのは約5%なのだが、財閥役員や富裕層の息子になるとその数倍の兵役免除率になっているという実態が今までにあった。

それが顕著だったのが1990年代だ。

政治家、財閥役員、富裕層の息子の兵役免除率は、30%を超えたという調査結果もあった。

これに国民が激怒した結果、兵役に対する視線が厳しくなったのだが、2000年以降でも芸能界では兵役に関する不祥事が相次いでいた。

アメリカの国籍を取って意図的に兵役をのがれたり、兵役検査で悪質な違法行為を行ったりという事件が起こっている。

さらに、2010年以降でも芸能人が兵役中に不祥事を起こして、「芸能兵」そのものが廃止になるという事態にもなっていた。

そうした経過を経て、現在は韓流スターは積極的に兵役に入っている。しかも、自ら志願して最前線の部隊に行く人も多い。

ファンは待っていてくれる

今では、芸能界で意図的に兵役を逃れようという人はいなくなってはいるのだが、文在寅政権は影響力の大きい人の兵役問題は国民にしっかり知らせるべきだと判断し、さらに監視を強化しようとしている。

韓国でスターが人気を落とす理由の1つが、「愛国心がない」と見なされることだ。これは致命傷になる。

逆に言うと、立派に兵役の義務を果たして国家に貢献したとなると、その人の株は大いに上がり、人気の持続につながる。

文在寅政権の新しい政策によって、スターの兵役はさらに監視されていくが、芸能人の側も自らの意思を鮮明にして堂々と兵役に行ってくればいい。

芸能活動に空白が生まれるが、ファンはしっかり待っていてくれる。

(文=康 熙奉/カン・ヒボン)