マウンティングされがちな人必見!? 会話の心理学が「これを使うと立場が低くても相手を言いなりにできる」と話題に

写真拡大

 今回紹介するのは、しーあさんが投稿した『【ゆっくり解説】きづかない!?会話の中にある悪魔の心理学【VOICEROID】』という動画。「ニコニコ動画講座」カテゴリランキングで最高で2位を記録しました。

 音声読み上げソフトを使用して、“ちょっときつめな方言”のしーあちゃんと、“一般人代表”のゆかりちゃんのふたりのキャラクターが、「相手の会話を操る心理学」について解説を行います。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

今回の解説は騙されないために知っておきたいけんね。
しっかり聞いてね。

【ゆっくり解説】きづかない!?会話の中にある悪魔の心理学【VOICEROID】

【ゆっくり解説】きづかない!?会話の中にある悪魔の心理学【VOICEROID】 “バズテクニック”で会話の優位に立つ 左からしーあちゃん、ゆかりちゃん。

しーあ:
 まず“バズテクニック”と言われるものを解説していくけん。これを使うと、立場が低くても相手を言いなりにできる。

 ある銀行の有力支店に若い支店長が就任した時なんやけど、経験豊富なベテランたちは、「この人に指図されるのか」とぼやいていました。ところが就任してすぐベテランたちを一人ひとり呼び出し、「A食品会社に週何回、月平均でどれくらい訪問しているのですか?」「得意先の製薬メーカーの社員の口座獲得数は何%ですか?」

 などなど次々と途切れることなく質問をして、ベテランたちをやりこめていました。

 会話で優位に立つ心理テクニックの紹介に「営業や政治には必要なスキル」とコメントが寄せられました。確かに、人の優位に立つという言葉に抵抗がある人もいるかもしれませんが、しーあちゃんが動画の中で言うように、相手がこのテクニックを使ってきた時に言いなりになってしまわないように、学んでおけば役立てることができます。

ゆかりちゃん:
 (次々と質問をするような)こんなことされたら頭が爆発しそうだね。

しーあちゃん:
 相手が答えられないだろう質問をわざと投げつけることで、「自分の方が上だぞ」と無意識の中に植え付けることが出来ます。このように答えにくい質問を浴びせ続けるテクニックを、ミツバチのうるさい羽音に例えて“バズテクニック”と言います。

相手が答えられなくなるまで質問攻めに

ゆかりちゃん:
 質問攻めすればいいんだね。でも、簡単に答えられたら?

しーあちゃん:
 細かい数値など含む質問は、答えにくいから「例えば?」とか「そのほかには?」とか「実際にどんな例がありますか?」とか答えられなくなるまで続ければいいよ。

有効なのは「とにかくうるさい質問をする」こと

しーあちゃん:
 アメリカの心理学者クック博士は、弁護士たちのテクニックについて調査し相手をうまく丸め込むには、とにかくうるさい質問をする方法が有効なことを発見しています。

 卑怯そうですが、どうしても相手が高学歴だったり年配だったり、と位負けすることもあるので自分のためにも遠慮せず使ったほうがいいと思うけん。

ゆかりちゃん:
 彼氏彼女とかもかな?

しーあちゃん:
 どっちかがいつも強い立場にいる夫婦とかカップルもいるけんね。そういうところは、弱い立場の方がここぞってときに使ってみるのもいいかもね。

 とにかく相手が答えられなくなるまでうるさく質問する、というこの方法。コメントには「圧迫面接に使われそう」という意見もありました。

もしも相手が“バズテクニック”を使ってきたら?

しーあちゃん:
 これは“バズテクニック”のかわし方なんやけど、わざわざきちんと返答する必要はないけんね。相手に聞かれていないことでも詳しく語っていると、信憑性が高くなるという実験があります。

 この実験はワシントン大学の心理学科ブラッド・ベル博士とエリザベス・ロフタス教授がどういう目撃者が一番信用されるのかという実験をしました。その実験は、2パターンの目撃証言を実験的に作るもので「あなたはひき逃げ事故の現場をきちんと見ていたんですね?」という質問に対し一方は、

目撃者A:
 「犯人の車は、40キロ、いや35キロ? ひょっとすると30キロくらいで走っていました」

しーあちゃん:
 と、質問に沿っていますがあやふやな返答をするもので、もう一方は、

目撃者B:
 「犯人のネクタイの色と柄の2つをきちんと覚えています。それは白のネクタイに地下鉄の地図が載っているやつでした」

しーあちゃん:
 ネクタイの色と柄は質問に沿った回答ではないのですが、無関係でも知っていることを詳しく話している方が信用できるのがわかると思います。

ゆかりちゃん:
 質問攻めされたら、知っていることを無関係でも話した方がいいってことね。

しーあちゃん:
 面接には“圧迫面接法”というのがあって、応募者にわざと答えにくい質問をして臨機応変さを判断するのがあるね。これも“バズテクニック”だから、頑張って引かずに無関係と思ったことも詳しく話せることを言うといいけんね。

 バズテクニックへの対抗手段「知っていることを無関係でも話す」に対してコメントでは「浮気している人(特に男)は誤魔化すときにすごく饒舌になるって聞いたことある」「(バズテクニックは)ディベート限定で使ったほうが無難かも」といった意見が寄せられました。

【ゆっくり解説】きづかない!?会話の中にある悪魔の心理学【VOICEROID】

【ゆっくり解説】きづかない!?会話の中にある悪魔の心理学【VOICEROID】

―関連記事―

面接官「空はなぜ青いと思います?」←就職面接での“キラークエスチョン対策”まとめてみた

クソダサいプレゼン資料をパワポで作る方法。三原色のもっさり配色・素人フォントのワードアート・べっとり虹色グラデーションを駆使して酷すぎる資料が完成