ボーイングも認めた航空機の表面処理技術
受託加工を手がける米国子会社が、米ボーイングと米ゼネラル・エレクトリック(GE)からサプライヤー認定を受けるなど、その実力は世界から認められている。
ショットピーニングの処理前にX線測定することで、加工条件を修正して要求通りの品質を出せる。永井淳社長は「一体でできる製品は世界でも少ない」と優位性を説く。
通常、ショットピーニングではX線測定は行わない。それでも加工品質を確保できるが、要求品質からわずかにばらつきが出るという。X線測定によりワーク(加工対象物)の状態を把握して、加工時間の変更など加工条件を修正し、品質のばらつきを抑えた加工が可能になる。加工後にもX線測定し、より最適な加工条件を算出できる。
次の新技術を見据えた投資にも意欲的だ。フランスのセラミックス3Dプリンターメーカー、3Dセラムを11月中に連結子会社する。同社の製品は大型で複雑な形状を造形でき、タービンブレード用中子など航空機分野で実績がある。2018年早々にも日本市場に投入する。
3Dセラムはフランス国立科学研究センター(CNRS)の一部門が母体で、16年にセラミックス3Dプリンターを発売した。造形材料から受託加工まで手がけるのも強みだ。採用が広がると期待されるセラミックス3Dプリンターを手にし、さらに前進する。
(名古屋・戸村智幸)
