まるでベッド? 強肩三塁手の“寝そべり送球”に目を疑う ファン「人間じゃない」
インディアンス三塁手が驚愕送球でリーグ新21連勝に貢献…MLB公式「非現実的だ」
米大リーグでダイビングキャッチした三塁手が、寝そべった体勢のまま送球するスーパープレーが炸裂。MLB公式サイトが「非現実的だ」と動画付きで紹介し、ファンも目を疑っている。
その瞬間だけを切り取れば、家のベッドで寝そべっているような体勢である。しかし、彼はそのままスーパープレーを演じた。その男は、インディアンスのジオバニー・ウルシェラ内野手だ。
13日(日本時間14日)のタイガース戦。5-3で迎えた8回1死一、二塁のピンチの場面だった。右腕ショーの初球を右打者のヒックスが引っ張り、痛烈にはじき返した。三遊間への打球。これに飛びついたのが、ウルシェラだった。体を投げ出して左手のグラブで好捕。しかし、コロンビア出身の25歳のスーパープレーはさらなる驚きのプレーで完結する。
次の瞬間だった。二塁封殺を狙ったウルシェラは左腕で上体を少し起こしただけで、体を内野の土に預けたまま、豪快に右腕を振り抜いた。放たれた送球は立った状態のそれと変わらないような力強いボールを投げ、悠々アウトにしてみせた。
立って送球なら間に合わず…常識を覆す身体能力にファンも感嘆「人間じゃない」
一度立って送球していれば間に合わないタイミングだっただろう。しかし、そう判断したとしても、実際に寝そべったまま送球してしまう体幹と強肩があってこそなせる業だった。
驚愕のプレーをMLBも「ウルシェラ…非現実的だ」と動画付きで紹介。目の当たりにしたファンも「人間じゃない」と感嘆の声を続々と上げていた。
このスーパープレーによってアウト1つを積み重ねると、この回を無失点でしのぎ、そのまま5-3で逃げ切り、チームはア・リーグ新記録の21連勝を達成。決して不格好でもアウトにすればいい。常識を覆す発想と、それを実行する身体能力を誇ったウルシェラは大記録に見事に貢献してみせた。