10月24日月曜日の午後2時25分。東京・羽田空港発、沖縄行きの機内、前方の窓際席に並んで座ったカップルがいた。宮沢りえ(43)とV6森田剛(37)だ。

りえはストローハットをかぶり、白いノースリーブにデニム。森田は長袖シャツとデニムで、2人お揃いの丸メガネをかけているのが印象的だ。沖縄までの2時間40分、森田はほぼ熟睡状態。りえも寝たり起きたりしていたが、2人は手をしっかり握ったままだった。

森田がようやく起きると、りえがもたれかかるように甘え、親しげに話している。終始ラブラブ状態だった。ややお疲れ気味の二人だったが、それには理由があった。この2日前からほぼ一緒に行動し、ハードスケジュールをこなしてきたのだ。

『週刊新潮』によると、10月22日の夜、東京・代官山の書店とカフェでデートをした2人は、日付が変わった23日未明に歩いてりえの自宅マンションへ。昼前の11時ごろ、森田はりえのマンションから1人出て、15時から国立代々木競技場第一体育館で開かれた歌フェスにV6の一員として出演した。客席には応援するりえと子供の姿もあったという。本誌が2人を見かけたのは、この翌日になる。

「りえさんは仕事があるときはベビーシッターさんを雇っています。お嬢さんはこの春から小学校に通われていて、月曜日は学校がありますから、シッターさんかお知り合いのところに預けて、2人でバカンスを楽しみに行ったのでしょう」(芸能関係者)

熱愛のきっかけは、8月9日から東京・シアターコクーンで上演されていた舞台『ビニールの城』での共演だった。ある舞台関係者は、こう説明する。

「この舞台は今年5月に亡くなった蜷川幸雄さんが演出する予定だったもので、いわば彼の遺作。蜷川さんは2人にとっても恩人ですから、稽古前から2人の入れ込みようはこれまで以上でした。普通は台本を手にしたままやる立ち稽古のときも、2人は完璧にセリフを頭に入れてくる熱心さでした」

劇中、森田が腹話術を披露するシーンがあった。稽古のときは3つの声を使いわけ、りえたちを笑わせていたという。

「剛さんは『ここどうしたらいいでしょう?』と普通なら演出家に相談に行くところをりえさんに相談して、彼女も手取り足取り、弟をかわいがるみたいに面倒みていました。本番中、りえさんが足をケガしたことがあって、素足で水に入るシーンでは、剛さんが本気で心配していました」(前出・舞台関係者)

千秋楽のカーテンコールでは2人とも大号泣。

「終わって袖に引っ込んでからも、2人は肩を抱き合って泣いていました。濃密すぎる2カ月間を過ごして、そのままプライベートでも離れられなくなってしまったんじゃないでしょうか」(前出・舞台関係者)

りえと言えば、09年に結婚した元サーファーの男性と、離婚協議が紛糾。3年半を費し、今年3月にようやく離婚を果たしたばかり。

「りえさんは3年前の同じ蜷川&唐十郎コンビの舞台『盲導犬』のときも、共演した古田新太さんや小久保寿人さんと噂になりましたが、あのときは離婚もまだでしたし、お母さんの光子さんもご存命でした。でも14年9月にお母さんも亡くなり、離婚も成立したということで、今回は誰に臆することもない“自由の身”。森田さんも交際が噂されたタレントとは別れたと聞いています。機内でも、堂々と手をつないでいるのも、二人の“本気度”が現れています。森田さんも、アラフォーですし、結婚に舵を切ってもおかしくないと思いますね」(別の芸能関係者)

夕方5時半、飛行機は那覇空港に到着。黒のバックパックを背負った森田は紙袋を抱え、手荷物カウンターに向かい、荷物をピックアップした。りえのところに戻ると腕を組んだり手をつないだりして、歩き出す。二人は周囲をまったく気にすることなく、夕闇の那覇の街に消えて行った。りえの娘にも慕われているという森田。2人の関係がさらにもう一歩進みそうな後姿だった――。