ジャイアンツ・青木宣親【写真:田口有史】

<h2>日本語で「スイープ」は何と言うか問われ、思わぬ展開からまさかの“ミス”</h2>

 3日(日本時間4日)のエンゼルス戦で今季1号となる先頭打者弾を放ったジャイアンツの青木宣親外野手が、試合後に応じたテレビインタビュー放送禁止用語を口にし、全米に静かな動揺をもたらしている。

 青木はこの日、初回に先頭で打席に立つと、相手先発のエース右腕ウィーバーが初球で投じた内角高めへの速球をライトスタンドへと運び、今季初の本塁打をマークした。ジャイアンツは青木の先制弾を皮切りにエンゼルスに5-0で勝利。3連戦をスイープ(カード全勝)し、12勝13敗と勝率5割目前となった。

 試合後のヒーローインタビューでコムキャスト・スポーツネット・ベイエリアのリポーター、エイミー・グティエレス氏からマイクを向けられた青木は、最初の質問への返答中にある言葉を口走った。

 リポーター「(日本語でスイープは何と言いますか?)」
 通訳「日本語でスイーツって何ていうの?」
 青木「甘い? スイート?」
 リポーター「(スイープ! 彼らをスイープしたでしょう)」
 通訳「スイープでした」
 青木「オー、シッ◯!」

<h2>ファンもツイッターで反応「アオキが“オーシッ◯”って言ったぞ」</h2>

 通訳と一緒に口をおさえ、「あ、ダメ? これダメね。オーケーオーケー」との言葉とともに、場面に不相応な言葉を生放送のマイクで拾われてしまった青木。笑みを浮かべながらも表情をひきつらせた。グティエレス氏もまさかの展開に驚きながら、爆笑していた。

 これを受けてツイッターではファンが次々と「アオキがエイミー・Gのマイクに向かって“オーシッ◯”って言ったぞ」「アオキは英語を知らないが、テレビの生放送でパーフェクトな“オーシッ◯”を発する術は知っていた」などのつぶやきを投稿。サンフランシスコ・クロニクルのヘンリー・シュルマン記者は「青木は好きなケーキの種類を問われて『オー、シート(sheet)』って言ったのさ」と遠まわしなジョークでフォローした。

 青木が一呼吸を置いてからリポーターにスイープは日本で「サンタテ」と呼ぶことを教えるも、リポーターはその後ろに編集点を用意。他の質疑応答を終えてから、改めてスイープの日本での呼び方を青木に質問し、カメラに向けて青木と二人笑顔で「サンタテ」と伝えていた。