床に落ちてもギリギリ食べれる「3秒ルール」は本当なのか検証実験

3秒ルールって聞いたことありますか? 地域によっては5秒だったりするようですが床などに食べ物を落としてしまっても3秒ー5秒で拾ってしまえば、安全に食べられるという迷信のようなものです。
これ日本独特のルールなのかと思いきやなんと世界のあちらこちらに似たようなルールがあることが判明。世界の国では3秒ではなく5秒ルールが主流のようです。
でもこの3秒、5秒ルールって科学的に裏付けられた何らかの根拠があるんでしょうか。イギリスのアストン大学のアンソニー・ヒルトン教授がこのルールについての解説をしてくれています。
ヒルトン教授によると、もちろん床に落ちたものをさっさと拾えばその分だけ食べ物につくバクテリアの数は減ると言っています。
しかし3秒や5秒と言った時間にこだわらず、自分のできる最速でむしろ3秒よりも早く拾うことが健康への被害を抑えられると教授は言っています。
床に食べ物が5分ほど置いてあった場合、食べ物にくっつくバクテリアの種類はなんと少なくとも150種類、多い場合だと8,000種類を超えてしまうこともあるそうです。
そして食べ物が水分を含んだものだとバクテリアの量は20パーセントアップし、固いタイル製などの床に落としてしまった場合もバクテリアの数が激増してしまうのだとか。意外ですがカーペットに落としてしまったほうがバクテリアの数は少ないそうです。
3秒ルールは本当にぴったり3秒なら大丈夫という意味ではなく、自分のできうる限り最速で食べ物を拾い上げなさいという意味が含まれていたとわかりました。
そんなに早く行動できない場合は、落としてしまったものはしっかり洗うか加熱調理をするなど、何らかの対策を施したほうが良さそうです。
5-Second Rule: The Science Behind Eating Something After It Touches The Floor