「命を脅かす猛暑」で観客心停止の事態も 異例の“全試合中止”決めた韓国プロ野球が猛暑対策を緊急討議へ

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韓国プロ野球がリーグを一時中断し、「猛暑」に関する総合対策を原点から新たに議論する。

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韓国野球委員会(KBO)は8月6日に緊急実行委員会を開催し、猛暑に関する総合対策を議論する。

KBOは「最近、全国的に猛暑が続くなかで観客および選手の安全を脅かす状況が発生していることから、これを厳重に認識し、球団のGMやプロ野球選手会関係者らが出席する緊急実行委員会を開催する予定だ」としている。

今月4日に仁川(インチョン)で行われたLGツインズ対SSGランダースの試合中、心停止の救急患者が発生する事態が起きた。

8回裏の途中、一塁側の観客席で20代男性の観客が意識を失い、階段で倒れた。警備員らが患者の意識がないことを確認し、119番(消防)に通報したうえで心肺蘇生法を実施した。続いて自動体外式除細動器(AED)で電気ショックを与えるなど、迅速に応急対応を行った。

素早い処置のおかげで患者は意識を取り戻し、命に別状はなかった。不幸中の幸いだった。その後、119救急隊によって病院へ搬送された。

KBOは4日、猛暑の段階に応じた試合運営基準を細分化した新規定を発表したが、猛暑が続くなかで観客の安全事故への懸念が高まった。一歩間違えば人命事故が起きかねず、そうなればKBOや球団は甚大な批判を浴びることになるため、猛暑の総合対策を改めて議論する。

KBOは総合対策が策定されるまで、5日と6日に開催予定だったKBOリーグおよびフューチャーズリーグ(二軍)の全試合を中止することを決定した。

(写真提供=OSEN)

KBOが発表した猛暑の段階別試合運営基準によると、猛暑警報以上が発令された場合、ホーム球団の意見を反映して最大1時間まで試合開始を遅らせることができる。猛暑重大警報が発令された場合は、試合当日の午後1時までに試合中止を決定することができる。

気象庁によると、「一日の最高体感温度33度以上が2日以上続くと予想される場合は猛暑注意報」、「一日の最高体感温度35度以上が2日以上続くと予想される場合は猛暑警報」、「猛暑警報地域で日最高体感温度38度または一日の最高気温39度以上が予想される場合は猛暑重大警報」がそれぞれ発令される。

客観的にはKBOが混乱しているようにも見えるが、比較的素早く対応している。

今月2日に釜山(プサン)でロッテ・ジャイアンツ対サムスン・ライオンズの試合が行われた際、ロッテのキム・テヒョン監督とサムスンのパク・ジンマン監督は、試合中止ではなく30分遅れでの試合開始に対して不満を爆発させた。

ただ、ホーム球団であるロッテのフロントは試合中止に反対する立場だったという。現場では同じ球団の監督とフロントの意見が一致していなかった。

試合の中止要否は、KBOの試合運営委員が球団の指定した試合管理人(または試合管理代理人)の意見などを総合して決定している。また、2日夜は釜山よりも、むしろソウルの蚕室(チャムシル)球場のほうが気温が高かった。

規定は明確でなければならない。そのため、KBOは気象庁の猛暑特報を基準に定めた。天候に関しては最も専門的な機関の基準だからだ。

しかし、KBOがいくら明確な基準に従って試合中止の規定を作っても、現場で困難が生じるのは避けられない。2万人の観客が集まれば、健康な人であっても急に熱中症を起こす可能性がある。かといって、無観客試合をするわけにもいかない。緊急実行委員会でどのような対策が出されるのか注目される。

(写真提供=OSEN)

試合開始時間を平日であれ週末であれ、19時〜19時半に遅らせるのも一つの手だろう。

日が暮れれば気温は下がるという見込みからだ。観客がハンディファンやクーリングタオル、氷のうなどの個人用冷房用品を準備するよう促し、観客のためのクーリングゾーンをより多く運営するのも方法だ。

LGツインズは8月のホームゲームにおいて、「夏季シーズン外野ウォーターゾーン」を運営する。観客席の暑さを和らげるウォーターフェスティバルのイベントがファンから好評だったため、8月の残りのホームゲームでも外野にウォーターゾーンを設けることにした。観客席の熱い地熱を下げる効果もある。

(記事提供=OSEN)