ソフトバンク 前田悠伍が開幕8連勝!高卒3年目以内では59年ぶり 田中将大も大谷翔平も超えた
◇パ・リーグ ソフトバンク3―0西武(2026年7月26日 京セラドーム)
ソフトバンクの前田悠伍投手(20)が26日、西武戦で無傷の8勝目を挙げた。6回無失点で今季4戦全敗だった高橋光に投げ勝った。高卒3年目以内の開幕8連勝はドラフト制後では67年の巨人・堀内恒夫以来59年ぶり。7連勝だった09年の楽天・田中将大、15年の日本ハム・大谷翔平を超えた。チームは5カード連続勝ち越しを決め、2位・西武に今季最大タイ5・5ゲーム差をつけて前半戦を終えた。
末恐ろしい20歳だ。前田悠は涼しい顔で仕事をやり終え、開幕から無傷の8勝目を挙げた。
「まだいけるなと思いました。テンポ良く投げられた。それが一番。なかなかエースの方と投げ合うことはない。展開も早くて凄く楽しかったです」
6回まで93球を投げて3安打無失点。三塁を踏ませず、西武・高橋光との投げ合いを制した。5月24日の日本ハム戦以来のバッテリーだった山本祐としっかり西武打線の対策を練って臨んだ。「向こうは早打ちもしてくる。早めの甘い球はダメだけど(打者の)反応を見て、いける時は3球。それ以外は球数かけて低めに」。2回先頭でネビンに初安打となる右前打を許すも、カナリオ、渡部をいずれも3球で右飛、左飛、続く仲三を2球で遊飛に抑えた。
得点圏に走者を背負ったのは3回の1度だけだった。四球と死球で2死一、二塁となるも林安可(リン・アンコー)に3球目勝負を挑んでフォークで空振り三振に斬った。左翼でスタメン出場した柳田は「本当に守りやすいし、ナイスな20歳」と褒めた。
高卒3年目以内の開幕8連勝は67年の堀内恒夫(巨人)以来、59年ぶりの快挙。09年の田中将大(楽天)、15年の大谷翔平(日本ハム)の同7連勝を超えたが「本当に野手の方のおかげです。数字は気にしていません」と“大谷超え”にも実に謙虚だった。
連勝中には自信を深める試合があった。3勝目を挙げた6月6日のDeNA戦。大阪桐蔭の1学年上でバッテリーを組んだ松尾を2打数無安打に抑え「テンポを思い出した感じです」。己との勝負をやめ、より打者との勝負に集中するようになった。
16イニング無失点で前半戦を締め、防御率1・41と充実している。チームは2位・西武に今季最大タイ5・5ゲーム差をつけて首位ターンだ。小久保監督も「今日もゲームを支配してましたね」と称えた。後半戦も先発陣の軸として期待される前田悠は「まだ、あとちょい、もっと長いイニングを」と貪欲にさらに上を目指す。 (井上 満夫)

