【高校野球神奈川大会】横浜・織田が130球で完投、歓喜の涙 右脚は万全でなくも…先発直訴「チーム勝たせたい」

人さし指を突き上げ、歓喜の輪ができると自然と涙が止まらなかった。横浜の織田が6安打1失点完投。「言葉じゃ表せないぐらい、本当に幸せな時間だった」。脚に不安を抱えていた名門のエースが、試合後は仲間に抱えられながらベンチ裏へ。文字通り全てを振り絞った130球だった。
2日前の準決勝で違和感のあった右脚は万全でなく、村田浩明監督(40)も2年小林鉄の起用を考えたほど。だが、「チームを勝たせたい思いが強かった」と先発を直訴。「正直、先は考えない」と初回から飛ばした。
150キロ台中盤の速球は高精度で、切れ味抜群。フォークボール、チェンジアップも交えて凡打の山を築いた。唯一の失点は六回。連打を浴びて無死一、三塁から4番小杉山をスライダーで二ゴロ併殺とし、その間に失った1点のみで切り抜けた。
