夏休みに潜む“子どもの目の危険” 視力1.0未満は中学生で6割、小学生で3割も 眼科医が推奨する「20・20・20ルール」とは?
夏休みに入った子どもたち。ゲームやスマートフォンを見る時間が増えているのではないでしょうか?
心配なのが視力の低下です。子どもの目を守るための取り組みを取材しました。(記者)「待ちに待った夏休み。街の皆さんはどのように過ごすのでしょうか」
室内で過ごすという声も(高校1年)「サッカーのゲームをする」
Q.外でサッカーではなく家で?(中学1年)「ゲームして過ごす」
(母親)「時間を決めてやってもらいたい」猛暑の影響から室内で過ごすという声も多く聞かれる中、スマホやゲームで眼への影響が懸念されています。
心配なのが“視力の低下” 眼科医の懸念は学校がある普段よりもスマホやゲームに接する時間が多くなりがちな夏休み。心配なのが“視力の低下”です。
文部科学省の調査によると、全国の児童・生徒で「裸眼視力1.0未満」の割合は過去最高水準となっています。
小学生は36.07%、中学生は59.35%、高校生は71.51%に達していて、スマホや本を至近距離で見る時間の増加が一因と指摘されています。
(今村総合病院 土居範仁医師)「ゲームをしたり、携帯でSNSを1日中見たり、夏休み中は可能。近視化がより進む」
スマホやタブレットの普及なども影響し子どもたちの視力低下が進んでいます。
文科省の調査では、裸眼の視力が1.0未満の割合は、県内の中学生で6割以上と過去10年で最も高く、小学生も3割以上にのぼっています。
視力の低下を防ぐための“ルール”視力の低下を防ぐため眼科専門の医師はあるルールが効果的だと話します。
(今村総合病院 土居範仁先生)「20・20・20ルールというのが推奨されている」
「20分間近くを見る作業をしたら、20秒間、20フィート(約6メートル)の距離を見る。休憩も目には必要」
「3つの20」取り入れている小学校もこの「3つの20」をすでに取り入れているのが鹿児島市の明和小学校です。こちらでは授業のおよそ8割でタブレット端末を使っています。
「ここで目の休憩をしたいと思います」
「木の葉っぱを20秒間見てください。よーい、はじめ」タブレットを一定時間使ったら画面から目を離し、20秒間、遠くを眺めて目を休める時間を設けています。
ある「合言葉」もさらに、授業の始めと終わりにある「合言葉」が。
実践しているのは正しい姿勢を保つための「グーチョキパー」。腹と背中にこぶしが入る隙間を作り、机との適切な距離をとります。
次に、ひじを直角に曲げて机を挟むように「チョキ」の形をつくって背すじをまっすぐに。
顔とタブレットの距離を手のひらで測り、画面に近づかないよう間隔を保ちます。
視力を守るための行動を習慣化ほかにも、姿勢改善の体操を毎朝の活動に取り入れるなど、視力を守るための行動を習慣化しています。
(4年生)
「姿勢が良くなった。(視力が)あまり下がらなくなった」「家でスマホ見るときは姿勢を良くしたり、スマホから目を離したりしている」
「目は簡単に視力を上げる治療ができない」取り組みを始めた3年前、視力が1.0未満の児童は全体の54.8%。それが今では30.5%まで減少しました。
(松久保鉄也校長)「歯であれば治療出来るが、目は簡単に視力を上げる治療ができないので(視力を)下げないようにすることを主眼に取り組んでいる」
紫外線対策も重要一方、奄美大島の高校では…配布されたのは「サングラス」。紫外線から目を守るため登下校や屋外活動での着用を今月から試験的に始めました。
校内でも自然に使えるようレンズの色は通常のものより薄い色を採用しています。
(生徒)
「(普段は)あんまりかけない。めっちゃ似合ってる、最高」「かわいい」
日差しが照りつける中…この日はサッカーのクラスマッチ。日差しが照りつける中、さっそくサングラスをかけてプレーしていました。
(生徒)
「見やすかった。(サングラスを)つけていても違和感がなくプレーや審判ができて良かった」「裸眼だとまぶしいが、サングラスで緩和されている」
将来の眼病予防にも期待紫外線から目を守ることは将来の眼病予防にも期待がもてるとして、眼科医は適切な対策をしながら夏休みを楽しんでほしいと話します。
(今村総合病院 土居範仁医師)
「1.1倍~1.4倍、東京より奄美のほうが紫外線の量が多い」「白内障や加齢黄斑変性など網膜の病気を引き起こす、紫外線をカットするのは重要。制限するばかりではなく、楽しんで外で活動してほしい」
勉強や遊びに全力で取り組むために「目の健康」を守ることが大切です。
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