【W杯】神の子メッシか?神童ヤマルか? 決勝で新旧バルサエース初激突へ
FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会は19日(日本時間20日)に決勝が行われ、アルゼンチンとスペインが対戦する。17日にニューヨークで開催されたイベントではアルゼンチンのFWリオネル・メッシ(39=マイアミ)が、イタリア、ブラジルに次ぐ3カ国目の連覇に意欲。注目の初対決となるスペインのFWラミン・ヤマル(19=バルセロナ)の戴冠阻止を誓った。
メッシが力強く宣言した。決戦を2日後に控えたイベント。注目されるヤマルとの初対決に触れ「彼には歴史的な偉業を成し遂げる素晴らしいチャンスがあるが、今回はそれが起こらないように全力を尽くす」と訴えた。
バロンドール(世界年間最優秀選手)を史上最多の8度受賞してきたメッシに対してヤマルは昨季2位。決勝の結果次第では19歳の最年少受賞につながる可能性もある。メッシも「とてつもない才能を持った選手。ずっと注目してきたし、彼にとっての最高を望んできた」と認める存在だが、今大会での“王位継承”を認めるつもりはない。
ともにバルセロナの下部組織で育ち、利き足が左の技巧派で10番を背負うなど共通点も多い。19年前に慈善カレンダーの撮影で乳児だったヤマルを沐浴(もくよく)させた写真が脚光を浴び「クレージーな写真。赤ちゃんの時に一緒に撮影して、今度はW杯で対戦するんだから」とメッシも不思議な因縁に驚きを隠せない。
ヤマルにとっても特別な一戦になる。バルセロナでは在籍期間が離れ、敵としても同じピッチに立ったことはないが、今年4月には「メッシは史上最高の選手。誰もが彼の偉業全てを尊敬している」と語っていた。自ら最高と認めるスターが健在のうちに頂点に立ってこそ王座の価値は高まる。それが世界一を決める舞台での直接対決となればなおさらだ。メッシの年齢を考えれば、一度限りとなる可能性もある顔合わせ。目が離せない戦いになる。
≪スペイン・デラフエンテ監督 メッシを徹底チェック作戦≫両チームの監督はそれぞれ会見に出席。4大会ぶり2度目の優勝を狙うスペインのデラフエンテ監督は「自分たちの強みと質を生かす」と訴えた。メッシ対策に関してはセビリアのユース監督だった際のバルセロナ戦の逸話を披露。「メッシをマンマークしていた選手が(イエロー)カードをもらって70分で下げたら、そこから15分で4点を決められた」。今回はマンマークには否定的だったが徹底チェックしていく方針。連覇が懸かるアルゼンチンのスカロニ監督は「これが決勝だと意識し過ぎず、最高のパフォーマンスを出すことが重要。国民や家族のために戦う」と力を込めた。

