ベンチで声援を送る平塚学園の倉科記録員(右から2人目)=バッティングパレス相石スタジアムひらつか(石井 啓祐写す)

 第108回全国高校野球選手権神奈川大会は14日、県内各地で熱戦を繰り広げた。接戦を制して4回戦進出を決めた平塚学園高の記録員を務めるのは、倉科洸太さん(3年)。先天的な目の疾患で眼帯を付けてベンチの最前線に立つ。全力で仲間を鼓舞する様子はまさに野球を愛する“野球小僧”のそれ。熱いハートでナインを支えている。

 「さあー、行こう!」。山北高との3回戦。平学のベンチ内でスコアブックを片手に声を張り上げた倉科さんは生まれつき右目の眼球がなく、普段から眼帯を付けて生活している。

 今でこそ選手を支える側だが、中学時代は少年野球チームの湘南茅ケ崎ボーイズで外野手として白球を追った。高校進学時に自身の中で区切りを付け、「今度はサポートする立場で野球に携わりたい」と、マネジャーとして甲子園を目指す決意をした。