ママ友、職場の同僚、学生時代の友人……どの集団にもひとりは不倫している人がいる? 打ち明けられたときに感じること【著者インタビュー】

【漫画】本編を読む
小学生の子どもを持つ早紀、美穂、麻衣は子どもが幼稚園の頃から仲のいいママ友同士。「不倫なんて……」と口では言いながら、実は全員不倫している。夫からモラハラを受けている美穂はPTAで知り合ったパパに、子どもの不登校で悩む麻衣は会社の同僚に、そして非協力的な家族に疲弊する早紀は優しい言葉をかけてくれる息子のコーチに……。それぞれが心惹かれていく模様と、その後の選択、結末が描かれる。
――本作のあとがきでは、身近な方から不倫を打ち明けられたことが何度かあったとありますね。
吉田いら子さん(以下、吉田):ママ友、学生時代の仲間、PTA、職場の同僚、趣味の集い……など、ひとつのコミュニティにひとりは不倫をしている方がいるくらい、私の周りには多いんです。打ち明けられたときは嫌悪感が強いのですが、かといって咎める勇気もないので「へえ、そうなんだ〜」と相槌を打ちながら聞いてしまいます。
――吉田さんに相談しやすいオーラがあるのかもしれませんね。この作品を描くにあたり、身近な人以外に話を聞いたり取材したり、調べたことはありますか?
吉田:“有責側が親権を取れるのか”など法律関係については調べました。他にはいわゆる「サレた側の夫」のSNSや配信なども参考にしました。
――あとがきに「子どもの頃から不倫は絶対にいけないことだと思っていました」とありますが、それはなぜでしょうか?
吉田:子どもの頃から絵本や小説などに出てくるあたたかい家族が理想でしたし、一組のカップルがずっと愛し愛されることに強い憧れを持っているからなのかなと思っています。
――結婚された後、その認識に変化はありましたか?
吉田:「愛情はいつまでも続くものではなく、形を変えていくものなんだな」ということを実感しています。子どもの頃は、結婚したら恋愛感情もずっと続くものだと思っていました。でも実際には、長く一緒に暮らす中で相手の様々な面が見えてきて、その気持ちは少しずつ薄れてしまいました。ただそれは決して愛情がなくなったということではなくて、恋人としての愛情から、互いを支え合う同志や相棒としての愛情へと変化したのだと思っています。
取材・文=原智香
