CASC(中国航天科技集団)は日本時間2026年6月23日、文昌航天発射場から「長征7号改」ロケットを打ち上げ、搭載していた通信技術試験衛星を所定の軌道へ投入しました。


打ち上げに関する情報は以下の通りです。


打ち上げ情報:長征7号改(通信技術試験衛星26号A星)

・ロケット:長征7号改(Long March 7A)
・打ち上げ日時:日本時間 2026年6月23日 11時10分
・発射場:文昌航天発射場(中国)
・ペイロード:通信技術試験衛星26号A星(TJSW-26A)


今回打ち上げられた通信技術試験衛星26号A星は、中国側の発表では、衛星通信・放送・データ伝送などに用いられるほか、関連技術の軌道上での試験・検証も行うとされています。


長征7号改について

長征7号改は、CASC傘下のCALT(中国運載火箭技術研究院)が開発した新世代の中型高軌道向け液体燃料ロケットです。3段式の機体に4基のブースターを備えており、4基のブースターと第1段・第2段にはケロシンと液体酸素、第3段には液体水素と液体酸素を推進剤として使用します。


全長は約60.13m、打ち上げ質量は約573tで、静止トランスファー軌道(GTO)へ約7t、中軌道向けに8t以上の打ち上げ能力を持っています。直径4.2mと3.7mの2種類のフェアリングに対応しており、単一衛星の打ち上げに加えて2機同時投入にも対応可能です。


CALTの発表によると、今回は長征7号改の2026年2回目の打ち上げで、同型ロケットは今年の高頻度・短間隔の打ち上げ体制に本格的に入ったとしています。文昌航天発射場における2系統並行の測定・発射体制によって発射能力が向上しており、発射場での準備作業日数は当初の35日から19日まで短縮されているとのことです。今回の打ち上げは、長征シリーズ全体では653回目の飛行となりました。


関連画像・映像

【▲ 通信技術試験衛星26号A星を搭載して文昌航天発射場から打ち上げられる長征7号改ロケット(Credit: CALT)】

 


文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部


関連記事ロケット打ち上げ情報世界の主要ロケット一覧世界のロケット打ち上げ推移(1957〜2025)中国が「長征7号改」を打ち上げ 通信技術試験衛星24号を軌道投入参考文献・出典CALT(火箭院) - 長七A火箭成功発射通信技術試験衛星二十六号A星央広網(央視新聞客戶端転載) - 我国成功发射通信技术试验卫星二十六号A星Go4Liftoff - Long March 7A | TJSW-26A