「分かってますよね?」楽天・三木肇監督「休養直前」に「三木谷オーナーがかけた言葉」と次期監督候補
突然の“来襲”
楽天は6月10日、三木肇監督(49)が休養すると発表し、現在は塩川達也ヘッドコーチ(43)が監督代行を務めている。シーズン途中で指揮官が事実上の“解任”となったことに、選手、関係者は呆然啞然。ベンチ裏は大混乱に陥った。
「シーズン中にこのような形となってしまい不本意です……」
球団に託した三木前監督のコメントからは悔しさがにじみ出ていた。
「9日の巨人戦終了後、球団幹部がいる部屋から三木前監督がなかなか出てこず、不穏な空気が流れていた。選手、首脳陣、裏方に正式な一報が入ったのは球団がマスコミに広報リリースメールとして発表した10日午前1時より少し前。あまりに突然だったので、皆絶句していました」(球団スタッフ)
ただ、別の球団スタッフは、「休養の前兆はあった」と話す。
「5月28日の中日戦前、試合が行われるバンテリンドームナゴヤに、三木谷浩史オーナー(61)が突如、姿を見せた。ベンチ前で石井一久GM(52)と一緒にチーム全員を集めて訓示し、低迷からの脱却を図るためナインを鼓舞したと報道されていますが、あれは表向きのパフォーマンスだと言われています。
本当は、三木前監督に対して『交流戦で連勝街道を走りチームを好転させなければ……分かっていますよね?』と、シーズン途中での監督解任をちらつかせるためにやってきたのでしょう。その頃から監督のモチベーションは明らかに下がっていました」
かつて1軍監督を務めておきながら、その後2軍監督に配置転換されるなどサラリーマンのように組織内を動いていた三木前監督。球団内からは「親会社に振り回されていて気の毒」という声も上がっている。
「これだけでは終わらないのが楽天です。実は、6月2日に球団最年長野手の鈴木大地(36)が突如、キャプテンに就任したんです。その際、『僕もプレイヤーとして頑張りますし、プレイヤーとして試合に出られない時はより他の選手の背中をしっかり押して支えてやっていけたらいいなと思います』と挨拶しました。
表向きは三木監督の指示による就任となっていますが、実際は球団側が指導者としての修行を始めるための肩書きをつけさせたようなんです。選手として実績がほとんどない塩川監督代行がチームを指揮すると、興行として弱い。数字を最も大切にする親会社は、数年中に鈴木にユニフォームを脱がせ、いきなり“新監督”に据えるプランさえ画策しているようです」(球団OB)
楽天はいま、チーム再建どころの話ではない混乱に見舞われている。
