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大分県臼杵市にある生花店の店長・師藤美名子さんが、国内最大規模のフラワーデザインコンテストで文部科学大臣賞に輝きました。10回目の挑戦で県内初の快挙を成し遂げた師藤さん。25年以上技術を磨き続けてきた軌跡と、花にかける情熱に迫ります。

【写真を見る】結婚を機に花の世界へ40年…フラワーアレンジメントで全国の頂点に 生花店長の軌跡と思い

結婚を機に花の世界へ

臼杵市の商店街にある1953年創業の「師藤生花店」。店長の師藤美名子さん(67)は、地元の人たちに愛される店づくりに励んでいます。

師藤さん:
「花を触っていると、今日も頑張ろうみたいになんとなく力をもらえる」

地元出身の師藤さんは40年前、結婚を機に夫の両親が営む生花店で働き始めました。

師藤さん:
「リフレッシュというか、花を活けている間はちょっと無になれる感じです」

誕生日や記念日など、利用客の要望にあわせ、多彩なアレンジメントを提供しています。

師藤さん:
「今回は父の日用のアレンジということで、おしゃれにちょっとシャープさも入れています。四角い細長い器に入れ、ふわ~っと風を感じるような形で交差気味にいけることによって動きが出るんです」

10回目の挑戦でつかんだ快挙

最初は独学で勉強していましたが、アレンジメントを基礎から学ぶため、数々の大会で入賞実績を持つフラワーデザイナー・野田淳一さんの教室に通い始めます。以来、25年以上にわたり技術を磨いてきました。

野田さん:
「こんな感じでとか、この辺でみたいなところは言いますけど、最後の詰めとかは本人が考えて苦しんで苦しんで。新しいものを生み出すと、それがデザイナーですし、新しいものを生み続けないといけない」

転機が訪れたのは去年12月に開催された国内最大級のフラワーデザインコンテスト。「花よ咲け夢よ翔べ」という作品でアレンジメント部門の1位に輝き、大分県内で初めて文部科学大臣賞に選ばれました。10回目の挑戦での快挙です。

師藤さん:
「もう頭真っ白です。まさかという感じでした」

初の講師、さらなる挑戦へ

今回の受賞を受け、師藤さんは5月の講習会でフラワーアレンジメントの腕前を披露。大勢の愛好家の前で講師を務めるのは初めてという中、花の使い方や色や空間のバランスをレクチャーしました。

(来場者)「繊細で技術もすごく入っている」「軽やかで涼やかな作品をみることができて良かった」

受賞をきっかけに師藤さんは、活動の幅を広げたいと意気込んでいます。

師藤さん:
「考えてることを表現したい、伝えたいです。見たときに目をとめてもらい、じーっと見てもらえると、すごくうれしいので、目にとまる作品を作りたいと思います」

長年にわたって磨いたアレンジの技術が高い評価を受け、花開いた師藤さん。今後も花を通して笑顔を届けます。