5月29日(金)放送の『沸騰ワード10』では、伝説の家政婦・志麻さんの古民家改装ドキュメントの続編を放送した。

3年7ヶ月前、400坪の土地に建つ母屋と納屋つきの築120年の古民家を格安で購入した志麻さん。今回の作業にはACEes・浮所飛貴、モグライダー・ともしげ、フリーアナウンサー・岩田絵里奈が助っ人として参加。作業のあとは、志麻さんの多国籍フルコース料理も堪能した。



母屋の縁側づくり

この日は、母屋の縁側づくりから。合計24枚にも及ぶ縁側の床を全員総出で張っていく。縁側には、庭を眺めながら家族でくつろげる空間にしたいと、6mの巨大ガラス窓も設置予定。



まずは、縁側に使う床材づくり。幅15cmの線に沿って長さ4mの板を一直線に切る。

この縁側では、見た目を美しく仕上げるためクギを見せずに板を張る。そこで使われたのがジョイントカッター。



敷居と床材の両方に溝を掘り、ビスケットと呼ばれる木片を接着剤とともにはめ込む。ビスケットとは保水力の高いブナ材を圧縮したもので、接着剤の水分を吸収して膨らむことで板同士をガッチリと固定する役割を果たすそう。



さらに、凹凸部分であるさねに穴を開け、斜めにビス留め。



しかしこの斜め打ちはかなりの高難度。力を入れすぎると的がはずれて木材を傷つけてしまい、斜めの状態でドライバーを回すと空回りしてネジ穴が潰れてしまう。

練習後、岩田が挑戦するも床板に傷を付けてしまうハプニングが発生。本来ならイチからやり直しだが、志麻さんは「これを見る度に岩田さんのことを思い出します」と前向きな様子。

続いて、2列目の凹凸に合わせ隣の床板を嵌めてビスを隠す作業へ。しかし、床板同士のわずかなズレが発生し調整することに。

無垢板は1枚ごとに微妙に反り具合が異なるため、ミリ単位で削って微調整していく。カンナで削りながら調整する職人技こそが100年保つ床を作る秘訣。叩いても木材が反発しないようビスで仮止めし、さらに叩いて隙間をなくしてから再度ビスを打ち込んでいく。

志麻さんこだわり“アリエッティ風”の食料庫

続いては、『借りぐらしのアリエッティ』のアリエッティ風の食料庫の作業。母屋とキッチン棟の間に作られた半外空間で、冷蔵庫や食品ストックを置くスペースとして活用するそう。



キッチンを基礎ごと移動したことで生まれた空間を利用し、外から直接アクセスできるのも特徴。志麻さんは、アリエッティの食料庫が映画の中で一番好きだそうで、フランスの地下貯蔵庫・カーヴの雰囲気と、日本の文化を融合させたかったとのこと。

母屋の縁側同様、フローリング張りも。わずか2時間で床施工を完成させた。



押し入れ解体で回遊廊下づくり

ともしげには新たなミッションが。任されたのは、元々押し入れだった場所の壁を壊し、新たな通路を作る解体作業。

新しい柱と既存の柱を再利用するため、柱を傷つけないよう慎重にノコギリで少しずつ解体。クギも1本ずつ手作業で抜いていく。



作業すること2時間、押し入れだった部分は新たな通路へと生まれ変わった。これにより、母屋の外側をぐるりと回ってキッチン棟までつながる“回遊廊下”が完成。



そして作業開始から丸1日、ついに縁側の床張りが完成!完成した床は、まるで1枚板のような美しい仕上がり。段差もなく、継ぎ目もほとんど見えない。



縁側は平安時代から続く日本の伝統建築。生活空間との間に空間を作ることで、夏は直射日光を避け、冬は冷気を防ぐ役割も担っているという。

ノビルと魚介のレモンサラダ

そして頑張ったご褒美に、志麻さんの多国籍フルコース料理がスタート!

まずは、アーリオオーリオをレモン風味のソースで食べる「ノビルと魚介のレモンサラダ」。



オリーブオイルをたっぷり入れたフライパンに、潰したニンニクと唐辛子を投入。さらに、一口大にカットして塩コショウしたタコとイカを加えて炒めていく。



そこへ、志麻さんの家の周りに生えていた旬食材・ノビルを細かく刻んで投入。ニンニクのような香りとネギに似た辛味が特徴だといい、ネギやパセリでも代用可能だ。



仕上げにレモンを加え、ひと口大にカットした茹でたジャガイモに魚介ソースをたっぷりかけて完成。

キッシュ

続いては、志麻さん得意のフランス家庭料理「キッシュ」。



パイシートの上に、塩コショウとバターで炒めたほうれん草とタマネギを敷き詰め、さらに塩ジャケをたっぷり投入。

そこへ、生クリーム入りの卵液を流し込み、シェーブルチーズと呼ばれるヤギのチーズを加える。



最後にチーズをたっぷり乗せ、200℃のオーブンで1時間焼き上げたら完成。



志麻さんいわく、「小さくほぐしてフレークみたいにしちゃうとどこを食べても同じ味になっちゃう」ので、あえて素材は小さくほぐさないそう。

ビリヤニ

メインは、巨大サイズの「ビリヤニ」。



まずはタマネギを焦げ目が付くまで強火で炒め、トマト缶を投入。

さらに、1.2kgのカットした鶏もも肉に塩コショウ。カレー粉、ニンニク、ショウガ、ヨーグルトでマリネ。



この鶏もも肉をフライパンに加えて煮込んでいく。

使用する米は、インド生まれのバスマティ米。「香りの女王」とも呼ばれる細長い米で、粘りが少なくパラパラとした食感が特徴。米は乾燥した状態から30分水に浸した後、5分だけサッと茹でる。



その後、巨大鍋の中で鶏肉と米を4層構造に重ね、再び火にかけて蒸し上げる。



鍋を逆さにして巨大皿へざっくり盛ったら、仕上げにレモン、パクチー、紫タマネギをトッピング。

さらに、ブロッコリー、インゲン、トマト、キュウリ、ミックスビーンズにクミン、塩コショウ、レモン、オリーブオイルを混ぜたサラダも添えて完成。

イチゴパフェ

最後は、フランス発祥の絶品デザート「イチゴパフェ」。



まずはイチゴに砂糖とレモン汁を加えて中火で煮詰め、自家製イチゴジャムを作り、それをバニラアイスと混ぜ合わせる。



さらに、イチゴとハチミツをミキサーにかけ、冷蔵庫で1時間冷やしたシャリシャリ食感のイチゴシャーベットも用意。

バニラアイスの上にコーンフレーク、イチゴシャーベットをのせ…



最後に生クリームと生イチゴをたっぷり盛り付け、3種類の食感のイチゴを楽しめる豪華パフェが完成。

古民家改装の疲れを吹き飛ばす志麻さんの豪快フルコースに、一同大満足の様子だった。