国際サッカー評議会(IFAB)は28日に年次総会を開催し、2026-27競技規則より交代に10秒の時間制限を設けることを決議した。違反した場合、交代出場予定の選手は最低60秒間のピッチ外待機を強いられる。

 IFAB公式サイトによると、10秒のカウントダウンは第4審判員などが交代ボードを掲げてからスタートする。交代で退く選手は10秒以内にピッチから出られなかった場合もピッチから去らなければいけない。その一方で交代出場する選手はピッチに入れず、プレー再開から60秒が経過した上でアウトオブプレーになるまでピッチ外で待機。つまり違反したチームは一時数的不利になる。

 加えて負傷した選手がピッチ上で治療を受けた場合、プレーが再開されてから60秒が経過するまで復帰することができないルールも追加される。相手選手にカードが出た場合や治療を受けた選手がPKキッカーの場合、そしてGKだった場合は対象外の模様。いずれのルールも時間稼ぎを抑止することが目的だ。

 それぞれのルールはメジャー・リーグ・サッカー(MLS/北米)で2024年から採用されている。MLSによると510試合で4346回の交代が行われ、10秒超過の違反が発生したのはわずか12回だったという。また、負傷による試合の中断も導入前は1試合平均5回から6回ほどだったが、新ルール採用後は平均1.50回へと大幅に減少したようだ。

 新競技規則は北中米ワールドカップで採用される。各国リーグ戦では来季から適用される見込みだ。