「EmulatorJS」は自分のウェブサイトにエミュレーターの「RetroArch」を簡単に組み込むことができる、ウェブベースのRetroArch用フロントエンドです。EmulatorJSは主にJavaScriptを使用して開発されており、プログラム全体の91.1%がJavaScriptで構成されているのが特徴。オープンソースのGPL-3.0ライセンスの下で公開されています。

Home · EmulatorJS

https://emulatorjs.org/



Introduction · EmulatorJS

https://emulatorjs.org/docs

EmulatorJS/EmulatorJS: A web-based frontend for RetroArch

https://github.com/EmulatorJS/EmulatorJS

EmulatorJSはethanaobrien氏とallancoding氏を中心としたコミュニティによって開発されており、2025年7月には最新バージョンである4.2.3がリリースされています。

EmulatorJSの大きな特徴が導入のしやすさで、わずか数行のコードを記述するだけでエミュレータをサイト内に設置できるとのこと。埋め込み用のコードを自動的に生成してくれる専用のエディタも提供されているため、プログラミングに詳しくない利用者でも扱いやすい設計となっています。また、多言語表示に対応しており、外観や機能についても組み込みのオプションを使って詳細にカスタマイズすることが可能です。

以下は実際にEmulatorJSで、パブリックドメインとして公開されているSNES用デモのROM「Mode 7 Interactive Demo」を動作させているところ。



運用面では、GitHubから直接ファイルをコピーするのではなく、公式が提供するCDNやリリース版の利用が推奨されています。CDNを利用する場合、安定した動作が保証される「stable」、最新の機能が含まれる「latest」、あるいは毎日更新される開発版の「nightly」といった異なるバージョンを選択して導入できます。また、バージョン4.0以降は、過去のプロジェクトを解析して作られたものではなく、完全にゼロから書き直された新しいシステムになっているとのこと。

対応しているシステムは多岐にわたり、任天堂のゲームボーイやスーパーファミコン、ニンテンドーDS、NINTENDO64、セガのメガドライブやゲームギア、さらにはソニーのPSPやアーケードゲームまで幅広くサポート。その他にもアタリやコモドールといったレトロなコンピュータシステムの多くを動かすことが可能です。

EmulatorJS自体には広告が含まれておらず、誰でも自由に利用できますが、開発の継続に必要な資金を得るためにデモページには広告が表示されることがあるとのことです。

なお、EmulatorJSのデモは以下のサイトで公開されています。

EmulatorJS | Demo

https://demo.emulatorjs.org/