YouTubeチャンネル「鳥海翔の騙されない金融学」が、「無駄な投資をしていませんか?50代60代が知るべき名著書『ジム・クレイマーの株式投資大作戦』について紹介します!」と題した動画を公開。投資アドバイザー・鳥海翔氏が、アメリカの著名投資家ジム・クレイマー氏の教えを手がかりに、多くの人が陥りがちな投資の誤解を整理している。

動画ではまず、ジム・クレイマー氏を「アメリカの投資の顔のような存在」と紹介。日本では2006年に出版された著書『ジム・クレイマーの株式投資大作戦』は、現在は入手困難とされるが、古さを感じさせない視点が詰まっているという。鳥海氏は、この本の中核となる3つの教えを取り上げ、50代・60代が資産形成から取り崩しを意識する局面でも役立つ論点として提示する。

第1の教えは「買ったら忘れるな」である。一般的なBuy and Holdとは異なり、Buy and Homework、つまり「買ったら宿題をやれ」という発想だ。個別株を持つなら、業績や事業の変化、悪材料の有無などを定期的に確認し続ける姿勢が欠かせない。鳥海氏は、そこまで継続できないなら、個別株ではなくインデックス投資を選ぶべきだと話す。

第2の教えは「なぜ、その株なのか」だ。クレイマー氏の言葉として「子どもに理由を説明できない投資はするな」が示される。「なんとなく」「有名だから」といった曖昧な動機ではなく、投資対象が何で、なぜ伸びると考えるのかを簡潔に言語化できる状態が重要になる。専門用語でごまかすのではなく、難しい内容を自分の言葉に落とし込めているかが問われる。

第3の教えは「無駄な分散はやめろ」である。S&P500、全世界株式などのように複数の株式インデックスへ分けても、相関が高ければリスク分散として機能しにくい。分散とは銘柄数を増やすことではなく、リスクの性質が異なるものを組み合わせることだという再定義が語られる。さらに、投資先を増やしすぎると管理不能になり、制御できないリスクを抱え込む点にも踏み込む。

こうした教えを踏まえ、鳥海氏は資産を「増やす」「万が一に備える」「日常生活用」の3つに分ける「バケツ戦略」を提案する。増やすことだけに集中する設計ではなく、取り崩し局面も見据えて整理する発想が前に出る構成だ。投資の正解探しよりも、理解できるものだけに絞り、管理できる範囲で運用する重要性が浮かび上がる。
本編は、50代・60代で資産の取り崩しまで見据えた投資設計を考える人にとっても非常に参考になる内容である。

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