動画「自分が与えられたものをありがたく」で、脳科学者・茂木健一郎氏が自身の生き方や、与えられた環境や食べ物への向き合い方について語った。茂木氏は「僕はいろんなところでご飯とか食べた時に、どんなものをいただいても、そうなんだねって言っていただくんです」と切り出し、与えられたものに対する素直な受け入れの姿勢を明かした。

一方で、同席する人々が「これは美味しい」「もっと他のものが食べたい」と好みを主張することに驚くと述べ、「出されたものは美味しくいただくっていう、そもそも味に美味しいかまずいかっていう差というのは、クオリア的には平等」と語り、仏教の托鉢の思想に通じる感覚や、命をつなぐ食事の本質に言及。「美味しいと感じないようなものでも、それは命をつなぐ大事なものですから」と強調した。

また茂木氏は、与えられたものへ適応する「ストイシズム」的な姿勢に加え、「自分が改善できるものだったら、改善した方がいい」とも発言。自分が料理を作る立場や、環境を変えられる立場ならば「味をいろいろ工夫した方がいいだろう」とし、「自分が今いる環境とか、自分がいただいている食べ物が、自分がコントロールできるものかどうか」によって、受け入れるか、改善に努めるかの選択が重要だとの見方を示した。

このような姿勢を「人によって違う」「僕はやっぱり、とりあえずは自分のいただいているもの、与えられているものを、ありがたく受け止めて、その中で何とかするという哲学は大事」と説明。「自分が頑張って直せることだったら改善する、そういう二段階の哲学を持っていることが大事なのかな」と、コントロールできることとできないことを見極めて生きる、自身の哲学で動画を締めくくった。

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