脳科学者・茂木健一郎が語る「人生の複雑な幸せにこそ光がある」
人気脳科学者の茂木健一郎氏が自身の考案した動画『認知的に複雑で奥深い「しあわせ」が人生に光を与える。』で、幸福やウェルビーイングについて独自の見解を述べた。茂木氏はまず、幸せについての従来の枠組みに触れ、「ブータンがGNH(国民総幸福量)みたいなことを言って注目されてるんですけど、僕自身はもうちょっと複雑だなと思って、最近少し単純な幸福っていうものから離れてるんです」と語り始めた。
一般的に幸せは「ライフサティスファクション」(生活満足度)などと定義されがちだが、茂木氏は「いい食事が足りていて、いろんなことを学べて、基本的な生命のメタボリズムというかホメオスタシスが満たされてるっていうのが基本だと思う」と言及。「意外とベーシックなものだと思うんですよね。幸せであるってことは」と“最低限の生存”が満たされれば人は幸せを感じる部分もあるとの見解を示した。
一方で、「そんなに大成功とかしなくてもよくて、自分らしく生きられたらそれは幸せってことで、意外と単純な構造してるところもある」とも述べつつ、最近ではより“認知的な負荷の高い、複雑な幸せ”に興味を持つようになったと語る。
「人生でいろんなチャレンジして苦労して、ダメだなと思ったりとか、諦めようかなと思ったりとか、ところがすごく偶然の出会いがあったりして、紆余曲折、起承転結した最後に何かパズルがカチッとはまるように、何かが起こる。そうするとその時にすごく幸せに感じる」と茂木氏。「この認知的な負荷、複雑性の高い幸せの方が、面白いなと最近思うんですね」と語った。
さらに、「優れた芸術作品の中にはそういう瞬間を描いているものもある」とし、「いろいろアップダウンがあって、最後に何か全部伏線が回収されるように幸せを感じる」と例示。「乾いていた大地に水が染み込んでいくみたいな、いろいろあったからこそ得られる幸せってのがあって、僕はそっちの方に最近興味があるなっていうふうに思います」と締めくくった。
人生の複雑さや困難を経て味わう、深みのある幸せの意義を熱弁した茂木氏の語りには、多くの共感と新たな視点が寄せられそうだ。
一般的に幸せは「ライフサティスファクション」(生活満足度)などと定義されがちだが、茂木氏は「いい食事が足りていて、いろんなことを学べて、基本的な生命のメタボリズムというかホメオスタシスが満たされてるっていうのが基本だと思う」と言及。「意外とベーシックなものだと思うんですよね。幸せであるってことは」と“最低限の生存”が満たされれば人は幸せを感じる部分もあるとの見解を示した。
一方で、「そんなに大成功とかしなくてもよくて、自分らしく生きられたらそれは幸せってことで、意外と単純な構造してるところもある」とも述べつつ、最近ではより“認知的な負荷の高い、複雑な幸せ”に興味を持つようになったと語る。
「人生でいろんなチャレンジして苦労して、ダメだなと思ったりとか、諦めようかなと思ったりとか、ところがすごく偶然の出会いがあったりして、紆余曲折、起承転結した最後に何かパズルがカチッとはまるように、何かが起こる。そうするとその時にすごく幸せに感じる」と茂木氏。「この認知的な負荷、複雑性の高い幸せの方が、面白いなと最近思うんですね」と語った。
さらに、「優れた芸術作品の中にはそういう瞬間を描いているものもある」とし、「いろいろアップダウンがあって、最後に何か全部伏線が回収されるように幸せを感じる」と例示。「乾いていた大地に水が染み込んでいくみたいな、いろいろあったからこそ得られる幸せってのがあって、僕はそっちの方に最近興味があるなっていうふうに思います」と締めくくった。
人生の複雑さや困難を経て味わう、深みのある幸せの意義を熱弁した茂木氏の語りには、多くの共感と新たな視点が寄せられそうだ。
関連記事
茂木健一郎が朝の小樽を旅ラン!「最高だよ」と絶賛する歴史的建造物巡りルート
茂木健一郎「人工知能にない人間の『偏り』こそが創造性そのもの」
茂木健一郎「シミュレーション仮説はちょっと違う」カナダの大自然が人類の未来に与える「崇高」な感情
チャンネル情報
一人ひとりの「個性」が活かせて、「自由」で、「創造的」な生き方ができるように、応援するような発信をしていきたいと思います。複雑な現代を生きるための、科学、社会、本、音楽、映画、文化、芸術、人間、コメディを扱う総合的な脳の教養のチャンネルです。人間の脳のこと、人工知能のこと、創造性のこと、個性のことなどを考えます。