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寄り道を推奨するナビゲーションアプリ

SUBAROAD(スバロード)』というアプリをご存知だろうか?

【画像】レヴォーグで実際に体験!SUBAROADの新コース、『STIの真髄はこの道から。GTドライバーと体感、“赤城のニュル”を駆けろ!』 全106枚

ひと言でいえば、これはスマホ上で走るナビゲーションアプリである。


スマホ上で走るナビアプリSUBAROAD(スバロード)』をレヴォーグで実際に体験。    平井大介

ただし、このアプリ、不思議なことに寄り道を推奨するのである。それどころか、2025年7月末時点で案内できるのはたった28コースしかない。

そんな不便なアプリに、使い道があるのだろうか?

これまでナビゲーションアプリといえば、目的地を入力すると、そこまでの最短ルートを教えてくれるのが一般的だった。しかし、スバロードは出発地と目的地だけでなく、どこをどう走って、どこに立ち寄るかまであらかじめ決められている。

裏を返せば、『ここにこんなステキなドライブコースがありますよ!』とアドバイスしてくれるのがスバロードなのだ。

もともとスバルが中心となって開発したこのアプリは、全国400店舗以上のスバル・ディーラーや長野県山ノ内町などがそのルート開発に協力。つまり、その地域に暮らす人たちだけが知る、本当に魅力的なドライブルートや観光スポットが紹介されているのである。

しかも、GPS信号により自車位置を特定し、現在地に応じたガイドを行ったり、アプリを走らせたまま好みの音楽を再生したりすることもできるのだ。

ニュル挑戦の中心的ドライバー、佐々木孝太さんも同乗

そんなスバロードに新たなルートが加わった。それが『STIの真髄はこの道から。GTドライバーと体感、“赤城のニュル”を駆けろ!』である。

タイトルを見ただけでも、いかにもスバルらしいこだわりがギュウギュウに詰まっていることがわかるこのルートは、赤城山周辺に伸びる『からっ風街道』を中心に組まれたもの。


佐々木孝太さん(左)に同乗いただきながら、新コースを走る筆者。    平井大介

赤城山といえば、スバルの本拠地といっても過言でない太田市の群馬製作所からもそう遠くないが、STIが挑戦を続けるニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを思わせるロケーションが少なくないことから、このタイトルがつけられたという。

このコースを、ニュルブルクリンク挑戦の中心的ドライバーでもある佐々木孝太さんにも同乗していただきながら巡ってきたので、その印象をご紹介しよう。

ルートの起点は『道の駅 川場田園プラザ』。ちなみに、ここは『来場者数日本一の道の駅』としても知られている人気スポットだという。ここを出発してから『貝野瀬ビューポイント』、『奥利根ワイナリー』、『池の木ビューポイント』、『道の駅ぐりーんフラワー牧場・太湖』、『三夜沢赤城神社』、『貴船神社』を経由しながら走るコースの全長は約85kmで、所要時間はおよそ2時間15分だ。

一気に駆け抜ければ2時間少々で走りきってしまうかもしれないが、それぞれの立ち寄りポイントをゆっくりと楽しんでくれば、半日がかりのルートになるだろう。

ちなみに都内から『道の駅 川場田園プラザ』まではおよそ2時間なので、日帰りで巡ってくるのも楽しそうだ。

利用率が特に高いのがレヴォーグ

今回の試乗車はスバル・レヴォーグのSTIスポーツ(2.4リッター)とSTIスポーツEX(1.8リッター・ターボ)の2台。

スバル車のなかでも、スバロードの利用率が特に高いのがこのレヴォーグだという。ツーリングを楽しむためのワゴンというレヴォーグのコンセプトが、スバロードとよくマッチしていることがその理由だろう。


写真は1.8リッター・ターボのスバル・レヴォーグSTIスポーツEX。    平井大介

まずは佐々木さんにステアリングを握ってもらい、スバロードのルートを走り始める。「この辺の緑が開けた景色が、ニュルブルクリンクに向かう道にそっくりなんですよ」と佐々木さん。

「正直、からっ風街道のワインディングロードがノルドシュライフェのコースにうりふたつというわけではありませんが、アップダウンがあったりブラインドコーナーが少なくないのは、ニュルと似てなくもないですよね」

佐々木さんのそんな言葉に耳を傾けながらスバロードのルートを走る楽しさは格別だったが、実は『STIの真髄は好みから。GTドライバーと体感、“赤城のニュル”を駆けろ!』には、STIからスーパーGTに参戦している井口卓人選手と山内英輝選手がルートや立ち寄りスポットを解説したトークも収録されている。

ふたりの会話は、まるでAMラジオ番組のようにテンポがよく、いい意味で、とてもレーシングドライバーとは思えない。なお、同じスバロードでも今回ご紹介した以外のルートは通常のアナウンスになるというから、皆さんもスバロードをダウンロードしたうえで赤城山まで足を伸ばしてみてはいかがだろうか。