女優の加賀まりこが、5日から配信されているTVerの番組『TVerで学ぶ! 最強の時間割』シーズン2の第20話に登場した。

加賀まりこ

15歳でデビューした加賀は、芸能生活65年。ドラマ『花より男子』(05年、TBS系)で演じた道明寺司の母親役の印象が強いという秋元真夏が思い出話を語ると、加賀は「『漫画原作には出ません』と断っていた」とキャスティング秘話を告白。さらには当時、地下鉄に乗った際に起きたエピソードにまつわるトークで盛り上がる。

そんな中、最初に寄せられたお悩みは「80歳になっても変わらずお美しいですが、何か特別なことをしているのでしょうか?」というもの。すると、「あなたたちも80歳になればわかるけど、劣化が激しい。耳、目、歯、全部ダメ。その手入れに時間がかかるから、シミだろうがシワだろうが知ったこっちゃない」とさっそく“加賀節”がさく裂。それでも「肌がきれい」と興味津々のキャストたちを「生まれつきもあるよね」とあしらいつつ、唯一行っているという美容法を紹介する。

続く「目上の人にも堂々と振る舞えるようになりたい」との相談には、「私の辞書に『臆する』という言葉はない」とピシャリ。自身の父が映画プロデューサーだったことから、幼い頃には自宅に大スターたちが訪ねてきていたそうで、加賀が口にしたビッグネームに思わず驚がくする。

また、20歳で体験したフランス留学を振り返り、「(日本人にありがちな)出世欲やお金欲よりも、今日誰といるかが一番大事」というフランス人の考えが自身の思考に近かったことに安堵したといい、「行ってよかった」と回顧する。

ほかにも「人付き合いが苦手」「子どもが友だちと遊びたがらない」「周囲がお受験の話ばかり」といったさまざまな悩みをズバズバ斬りまくり。「事実婚を選択してよかった?」との質問には、20年以上事実婚を続けてきた加賀が、パートナーへの思いを語る。

プロ雀士としても活躍する中田花奈が「もっとたくさんの人に麻雀の魅力を広めるためにはどうしたらいいですか?」と尋ねると、中田が出演中の麻雀番組をよく見ているという加賀が、たった一言で端的にアドバイス。それを聞いた中田は「このお言葉で頑張れる気がしますね。プロとして頑張ろうって本当に思えました!」と声を弾ませる。

一方、秋元は「飽き性で何事も続かない」、サーヤは「映画やドラマで監督と相性が合わないときの対処法が知りたい」と相談。長年女優を続けてきた加賀が、自身の経験をもとに導き出した答えとは。

ニシダは「両親と不仲で実家を出禁状態なのですが、どうすれば仲良くなれるでしょうか?」と切実な悩みを吐露。しかし、出禁までの経緯を聞いた加賀の一言にキャスト陣は大爆笑。そんなニシダと加賀は、授業中に何度も軽妙な掛け合いを見せ、意外にも相性バッチリな2人のトークにも注目だ。

『最強の時間割』シーズン2は今回で最終回。収録を終えた秋元は「ジャンルが違う先生が毎回来るので勉強になりました。(それぞれの講師に)考え方がいっぱいあって、自分の幅が広がったというか、生きていくのも夢を持つのもラクになりました」と充実の表情。

サーヤは「年齢も幅があって、職業もいろいろあって、いいアソートパックだなと思いました」と総括し、ニシダは「ぜひまたシーズン3も続けていけたら」と意気込む。するとサーヤが「そうですね。でも今回でニシダさんはあれなので…」とニヤリ。「なんでサーヤ・秋元ペアだけ残って、俺がいなくなるの!?」と大慌てのニシダに、サーヤが「実力」と即答すると、秋元も「シビアですね」と乗っかるなど、最後まで和気あいあいとしたやりとりを繰り広げた。









【編集部MEMO】

さまざまな業界のトップランナーを先生として招き、「考え方のヒント」を届ける『TVerで学ぶ! 最強の時間割』シーズン2にはこれまで、ダンサー・s**t kingz shoji、産婦人科医・高尾美穂、落語家・桂宮治、ビューティ・ライフスタイルデザイナー・藤原美智子、テレビ朝日エグゼクティブプロデューサー・加地倫三、タレント・SHELLY、睡眠学者・柳沢正史、声優・俳優・津田健次郎、フレンチシェフ・三國清三、作家・佐々木良、呼吸器外科医・鈴木健司、フォトグラファー・ヨシダナギ、コスプレイヤー・えなこ、美筋ヨガ講師・廣田なお、ブランドプロデューサー・peco、乳腺外科医・明石定子、放送作家・鈴木おさむ、フローリスト・前田有紀、元女子短距離選手・福島千里が登場している。