クロップ監督は「輝くことを知っていた」 遠藤航と“初対面”の言葉に再脚光「私たちは必要」
昨夏にリバプールへ加入した遠藤
イングランド1部リバプールに所属する日本代表MF遠藤航は3月10日、プレミアリーグ第28節マンチェスター・シティ戦（1-1）でフル出場を果たし、マン・オブ・ザ・マッチ（MOM）に選出される活躍を遂げた。
2チームはプレミア優勝争いを繰り広げるなか、今季限りで退任するユルゲン・クロップ監督とシティのジョゼップ・グアルディオラ監督の“ラストマッチ”になるなど、世界が注目するビッグマッチとなった。“世界最高峰”とも言える一戦で圧倒的なパフォーマンスを見せた遠藤の能力について、クロップ監督は初めて会った瞬間から「知っていた」と話題になっている。
今季の優勝争いを占う大一番で先発を飾った遠藤だが、前半23分にシティのデザインされたコーナーキック（CK）からDFジョン・ストーンズに先制点を奪われる。それでも後半3分、FWダルウィン・ヌニェスがペナルティーエリア内で倒されて獲得したPKをMFアレクシス・マック・アリスターが決めて同点とした。その後も息つく暇もないような一進一退の白熱した展開となったが、試合は1-1のまま終了を迎えた。
フル出場を果たした遠藤はMFケビン・デ・ブライネやMFベルナルド・シウバといった世界最高峰の中盤選手を相手に、研ぎ澄まされた守備で攻撃の芽を摘む守備だけでなく、随所で効果的なパスを供給。攻守にわたって目覚ましい働きぶりを示した。そのなかで、SNS上では海外ファンを中心に「クロップは知っていた」と、初めて会った瞬間の映像が話題となっている。遠藤が昨夏にリバプールに加入した際、クロップ監督が挨拶に来た動画でハグを交わしたあとに遠藤に声を掛けるシーンが取り上げられている。
「正しい服、シャツを着たらできるだけ快適に感じてほしい。なぜなら私たちはあなたを必要としているから。私たちは本当にあなたを必要としている。あなたの心、脚、サッカー能力、サッカー頭脳。あなたの願望も私たちは必要としている。私たちは本当にいいチームです。本当に。働く準備もできているし、攻撃的だ（笑）。着替えて。ゆっくり休んで。私たちは（これあから）話す時間が十分ある」
この言葉に海外のファンからは「クロップは遠藤航がどれだけいい結果をもたらすか知っていた。自分のシステムで輝くことを知っていたし、クオリティーを信頼していた」「クロップが遠藤に初めて会った日に言った言葉。彼以上に正しいことはない」「クロップは知っていたんだ」「こんなふうに言われているところ想像してみてよ。遠藤の顔がすべてを物語っている」と反響が寄せられていた。（FOOTBALL ZONE編集部）
