ローゼ監督「どの選手もグラードバッハからドルトムントへ連れて行かない」
先日ボルシア・メンヒェングラードバッハのマルコ・ローゼ監督が、ボルシア・ドルトムントへと移籍することが既に発表されたことにより、ラインランド周辺では大きな波紋を呼んでいる。そんな中で行われた水曜日のプレスカンファレンスにて、マックス・エベールSDと共に出席したローゼ監督は、改めてシーズン終了までグラードバッハで指揮を執り続けることを明言。「雇用主に対する私の姿勢に一切の変化はない。それはこれまで通りにポジティブなものだ。全力を尽くしていく」と述べ、シーズンの残り3分の1をそのドルトムントとCL出場権を争い続けていくこと、そして何より3月2日に控えるドイツ杯準々決勝での直接対決においても、良心の葛藤を引き起こすものではないことを強調している。
その一方でグラードバッハの周辺では、エベールSDが選手評議会へ今季終了まで共に戦えるかを確認したとの噂が流れたことについて、エベールSDは「嘘」との言葉で一蹴し、そのような「愚かな情報が拡散される」ことにショックを受けているという。そして改めてローゼ監督の早期解任を考えたことはないと述べ、ディーター・ヘッキング前監督の時と同じ状況であることを指摘。むしろファンは「獲得時に例外条項を結んだ事に文句を言うべきだがね。ただそれがなくては獲得はできなかっただろうが」と言葉を続けている。そして既に以前より後任監督については検討をはじめており、「でも名前は言わないよ。決まった時に発表する」とエベールSD。それまでは「3大会で良い状況にあるし、それに集中している。ローゼ監督はドルトムントよりも良い成績をおさめるように全力を尽くしてくれるだろう」と信頼を寄せた。「我々とローゼ監督との間には諍いなどない」