確かにNetflixがダイアナ元妃の番組を、元夫チャールズ皇太子との泥沼の離婚劇、ダイアナ元妃自身の数々の恋の噂、そして何よりも1997年8月31日にパリで非業の死を遂げたダイアナ元妃の死の真相を抜きにして制作するとは考えにくい。それらがエンターテイメントの名のもとに、世界に配信されることはウィリアム王子にとって何よりも耐えがたい苦痛だろう。

果たしてNetflixがコンテンツ制作に関してはほぼ素人同然のヘンリー王子・メーガン妃夫妻と破格ともいえる超大型契約を結んだ真の目的はどこにあるのか? Netflixが「100億円の価値」を見出したのは未だ世界中から愛され、死後23年を経てもなお多くの人々が知りたいと願うダイアナ元妃に関する真実なのか。もしダイアナ元妃の番組がNetflixで制作されたとして、制作陣のなかにヘンリー王子の名が連なっていたら、これまで数多作られてきたダイアナ元妃に関するコンテンツとは明確に一線を画すことは間違いない。そのとき人々は真実に近づいたと喜ぶのか、ヘンリー王子を裏切者とみなして怒りを覚えるのか。

ちなみにNetflixとヘンリー王子夫妻の契約締結発表後、現地時間9月3日に行われた意識調査会社「YouGov」の「ヘンリー王子とメーガン妃がNetflixで制作するコンテンツに興味がありますか?」というアンケートでは「あまり興味がない20%」「全く興味がない64%」と興味がないという回答が全体の84%を占め、「興味がある」と答えたのはわずか12%であった。
(TechinsightJapan編集部 村上あい)