ガールズちゃんねるで3月3日、「産婦人科の待合室に男性が座る」というスレッドが立った。投稿者は産婦人科を訪れた際、院内がとても混み合い、ソファーに座れない患者がちらほらいる状況だったという。

ただ、そうした中でも付き添いと思われる男性が何人も座っていたため「見た目でわかる妊婦さんには譲ったりするのかも知れませんが、見た目でわからなくても病気で具合の悪い人もいるのに」と感じたそうだ。座りたければ言えばいいという意見は「婦人科の待合室の男性のケースでは違う気がする」ともやもやしていた。(文:石川祐介)

「待合室の椅子が少ないのに対策しない病院もどうかとか思う」


スレッドでは「なぜかでーんってふんぞり返って足もめいっぱい広げてる人が多い」というコメントもあり、産婦人科で座る男性への不満が燻っていた。中には女性専用待合室を作って欲しいという意見もあった。

しかし、それ以上に多かったのは男性に席を立つよう促さない女性への不満だ。

「気付かない嫁もなんだかなって思うよね。自分だけがお花畑なのかな」
「一緒にいる妻が一言言えばいいのに」
「私は、『そちら変わっていただいてよろしいですか?』言ってどいてもらおうと思う。 その時に夫だけじゃなく妻を睨みつけてやる」

「男性が女性よりも周りが見えていない」「察することが出来ない」などの理由から、女性が気付くのが当然、という主張はかなり多かった。

ただ、男性に付き添ってもらって座っている女性は病院にかかっている当事者なのだから、具合が悪く周囲に気配りできる状態ではない可能性も高い。それを考慮せずに「女性が気付いて促すべき」と責めるのはフェアではない気もする。

座れない患者が出てしまうのは病院の責任という声もある。「自分が通う産婦人科では待合室への男性の立ち入りを禁じている」「付き添いの男性の方は女性に席をお譲り願いますって貼り紙してある」など、対策を講じている病院を知っているという投稿もあった。

「病院側も、放送でもすべきかもね。受診でない人は、椅子あけてくださいって」
「妊婦をずっと立たせておく程度にしか待合室の椅子がないのに対策しない病院もどうかとか思う」

体調が悪いときに座れずイライラするのは男女共通なので、女性側の気持ちはよく分かる。率先して席を譲る男性が増えれば良いに越したことはないが、男性の気遣いに期待するより貼り紙などシステム的な工夫をするほうが、問題が早く解決しそうな気がする。