公共交通での4Gダウンロード速度、台北メトロ板南線が最良/台湾

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(台北 13日 中央社)放送・通信事業の監督官庁、国家通訊伝播委員会(NCC)は12日、公共交通における今年度上半期のインターネット通信速度の測定結果を発表した。それによると、第4世代移動通信システム(4G)のダウンロード速度では台北メトロ(MRT)板南線の品質が最良だということが分かった。2位以下には同松山新店線、中和新蘆線が続いた。ワースト1は台湾高速鉄道(新幹線、高鉄)で、台湾鉄道(台鉄)は下から2番目となった。

NCCは、高鉄の通信速度について、現在各事業者が作業を急いでいる段階だと説明。トンネル内でのケーブルの敷設が進められており、将来的には「動画を見ても問題がない」通信速度を目指したいとしている。

台鉄については、宜蘭・花蓮・台東など東部での基地局の設置は電力の供給が高鉄より困難だとして、技術面での改善が望まれると述べた。

調査は昨年11月から今年3月にかけて、電信技術センター(TTC)がNCCの委託を受けて実施した。

(江佩凌/編集:楊千慧)