台湾の経済自由度=世界11位で過去最高

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(ワシントン 16日 中央社)米シンクタンク「ヘリテージ財団」は15日、2017年版の「経済自由度指数」を発表した。それによると、台湾は昨年より順位を3つ上げ、世界11位、アジア太平洋5位になり、過去最高となったことが分かった。

調査は今年で23回目。世界180カ国・地域を対象に12項目を評価した。世界1位は香港。シンガポール、ニュージーランド、スイス、オーストラリアがそれに続いた。

台湾は知的財産権や政治の清廉さ、政府支出水準、ビジネスの自由度、労働の自由度、貨幣の自由度などでそれぞれ高評価を受けたものの、税務負担、貿易の自由度、投資の自由度などは評価を落とした。

同財団のレポートは、台湾について、外国資本による投資には審査が必要で、一定の範囲で制限が加えられていると指摘。競争力強化とさらなる市場開放が経済の持続的な成長の鍵となるとしている。

(鄭崇生/編集:齊藤啓介)