ジミーの絵本をテーマにした公園、台湾・宜蘭に  癒やしを与える

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(宜蘭 25日 中央社)宜蘭県政府が台湾の人気絵本作家、ジミーとコラボレーションして建設した公園「幸福転運站」が24日、同県内に正式オープンした。可愛らしいゾウの滑り台や高さ12メートルのキリンの展望台などを設置し、絵本の世界観を表現。来園者に癒やしを提供している。

公園があるのは、台湾鉄路(台鉄)宜蘭駅の近く。バスターミナル跡地を再利用した。ジミーの絵本「幸せのきっぷ」をテーマとし、作中の主人公が思い出の詰まった赤いトランクを抱え、愛犬とともに待合所に座っているシーンも再現されている。

園内ではジミーの関連グッズのほか、身体障害者団体が製造した商品なども販売。将来的には、廃棄バスを改造したパブリックアートを視覚障害者がマッサージのサービスを行う場所として利用する予定だという。

同県政府は、同公園はチャリティーとクリエイティブ産業、観光を融合させた施設だと話す。障害者が作った商品などを購入することで、社会的弱者の就労を支援してもらえればと呼び掛けた。

(沈如峰/編集:名切千絵)