8月28日に三菱重工業名古屋飛島工場で公開された、H-IIA 29号機(高度化機体)(写真提供:JAXA)

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 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、カナダのテレサット(Telesat)社の通信放送衛星を搭載したH-IIAロケット29号機を24日15時23分に打ち上げると発表した。打ち上げ場所は、種子島宇宙センター大型ロケット発射場。

 JAXAによると、H-IIAロケット29号機は、JAXAが基幹ロケットを高度化した開発の成果を第2段機体に適用している。長時間飛行や第2段エンジン再々着火によって静止衛星の打ち上げ性能を向上しているという。

 今回打ち上げる衛星の名称は、「Telstar 12 VANTAGE」。テレサット社が運用する西経15°の通信放送衛星「Telstar 12」の後継機で、南アメリカ、大西洋、EMEA(欧州、中東、アフリカ)の広範な地域をカバーする。