衛生福利部が発足  中央省庁の再編で/台湾

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(台北 23日 中央社)台湾で23日、新たに「衛生福利部」(保健省)が発足した。省庁再編の一環で、前身の行政院衛生署から保健衛生・防疫・医療行政関係部署が引き継がれるほか、内政部(内務省)の内部部局だった社会司、児童局、家庭内暴力および性犯罪予防委員会なども傘下に収める。

年間予算は衛生署時代の756億元(約2500億円)から1600億元(約5340億円)へと増加、職員数は1万2000人を上回る。

23日の発足式で、「衛生福利部」の邱文達・初代部長(大臣)は、今後の重点業務方針として家庭を中心とした社会安全ネットワークの構築や、女性権益の強化、長期介護システムの充実化などを挙げ、国民の健康と福祉を守る意欲を強調した。

(編集:羅友辰)