インテルを率いるレオナルド監督が、リスタートを誓っている。ミランとのダービーに敗れてスクデット(セリエA優勝)が遠のいたインテルは、シャルケにホームで大敗して、チャンピオンズリーグからの敗退も濃厚となった。

9日に行われるセリエA第32節キエーヴォ戦は、インテルにとって厳しい4日間を忘れるチャンスだ。レオナルド監督は試合前日会見で、さまざまなテーマについて語っている。

「もし、ディレクターの立場だったら、シャルケ戦の後で会長から少しいやがられるだろう。時々、私は自分のことをディレクターとして追求する。ただ、(解任の)リスクがあるとは思っていない。私のスタイルではないからだ。監督の座を失うことは恐れていない。もし起きたら、起きたときだ。しかし、ダービー前の状況を取り戻せると思っている」

「ここ2試合の敗戦は重い。計算の上では、まだ争っているとは言ってもね。今はできるだけ早く、解決策を見つけることが大事だ。起きたことは起きたことであり、前進していく必要がある。ファンの信頼は感じる。ただ、我々はプレーのことを考えなければいけない。シャルケ戦のセカンドレグの前にキエーヴォ戦だ。すぐにプレーを取り戻さなければいけない。そのためにも、非常に大切な試合だ。暑さも一つの要因になる。ただ、気持ちは欠いていない。誰の調子が良く、よりエネルギーがあるのか、これから見ていくよ。この時期はとても重要だ。選手との関係は最高だよ。悪いことを言う点はまったくない。彼らは落ち着いていなければいけない。そして、チームのことを考えるべきだ。監督の状況ではなくね。チームはバランスを必要としていて、それは監督の課題だ。会長とも会った。落ち着いた話し合いで、何がうまくいかなかったのかを話し合ったよ。リスタートに向けて、どちらにとってもポジティブなことだった」

「チームには最初から、オフェンシブな戦いを求めている。勝ち点を獲得して挽回する必要があったからだ。チームはたくさんのことをやった。ただ、何かが欠ける時期もやってくる。最近の失点は、ディフェンスが整っている状態で失点しているね」

「私はここで監督をしている。それだけだ。これまでのキャリアから、私にはディレクターという将来の選択肢もあるかもしれない。しかし、インテルで監督としての経験が終わるときは、インテルでの私のチャレンジが終わるときだ」