アトム3代目声優、上戸彩 (C)2009 Imagi Crystal Limited Original Manga (C) Tezuka Productions Co.,  Ltd.
 手塚治虫生誕80周年として制作される映画「ATOM」の日本語吹き替え版キャストが決定し、アトム役に上戸彩、テンマ博士に役所広司が起用された。過酷な運命を背負う親子を熱演する。

 吹き替え版声優の選出理由に関しては、過酷な運命を知ったアトムが、徐々に力強いヒーローへと変化していく様子を演じられる演技力があり、日本を代表する元気なキャラクターに合う役者として、国民的アイドルである上戸彩に白羽の矢が立った。本作の宣伝プロデューサーも努める手塚治虫の息子である手塚眞氏もこのキャスティングに大変満足しており、「若い世代の人々がこの映画を観て、次の世代に手塚の想いを伝え続けられればと思います」と期待を込めている。

 今回の抜擢について上戸は「今回の映画『ATOM』は優しくて力持ちなアトムだけではなく、ちょっと切ない部分や、深いメッセージがこめられているので是非たくさんの方に観て欲しいです」と意欲的なコメント。なお、海外版は「チャーリーとチョコレート工場」で天才子役として名を馳せたフレディ・ハイモアがアトムを、自他共に「鉄腕アトム」の大ファンであるニコラス・ケイジがテンマ博士を担当している。

 本作は海外での制作となっているが、原作をベースに手塚プロダクションとがっちりタッグを組んで制作を行っている為、今回の映画版も、自分の力を戦いに使いたくないアトムの葛藤や、父と子の愛についてなど、その世界観が忠実に表現されている。

 また、7月14日から「ATOM」公式サイト内にて開始された、1クリック1馬力で眠ったままのアトムを呼び起こす“10万馬力キャンペーン”が開始から約5時間半で10万馬力(10万クリック)を突破したことが明らかになり、10月10日の公開に向け、ますます期待が高まりそうだ。

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上戸彩 | 役所広司 - タレント情報

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