今年の4月から6月期の決算発表が出そろい、名だたる大手テック企業が一斉に業績を公表した。実業家のマイキー佐野氏はこの流れを受けて、6社の決算を横断的に見比べた。数字だけを見れば軒並み好調に映るが、その裏で株価の反応は企業ごとに大きく分かれている。売上が伸びているはずなのに評価が割れる背景には、決算書の表面には出にくい資金繰りの事情が潜んでいるのだ。
 
Googleは純利益が前年同期の約4倍に膨らんだが、その大半は保有株式の評価益によるもので、上場以来初めてフリーキャッシュフローがマイナスに転じたという事実も明らかになった。一方でクラウド事業の売上は8割超のペースで伸びており、明暗が同居する決算となっている。Teslaも規制クレジット収入が前年から6割以上減少し、フリーキャッシュフローが2年ぶりに赤字へ転落。自動運転分野でも競合の後塵を拝している状況が浮かび上がった。

Microsoftは当初想定していた設備投資計画を下方修正したことで市場から好感され、決算後に株価が上昇するという他社とは異なる展開を見せている。Metaは訴訟費用や人員削減の一時費用がかさみ、利益を押し下げる要因となった。Amazonはクラウド事業の伸び率が過去数年で最速となる一方、インフラ投資の急拡大でフリーキャッシュフローがマイナスに転じている。Appleは主力製品の販売が伸びたものの、メモリー価格の急騰が利益率を圧迫し、最高財務責任者の交代というニュースも重なった。
 
各社に共通するのは、投資を拡大し続けるほど手元資金が細っていくという構図であり、そのなかで投資に慎重な姿勢を見せた企業だけが市場から評価されているという対比だ。佐野氏はこうした決算の数字の奥にある資金繰りの実情を丁寧に読み解いており、どの企業が本当の意味で勝ち組と呼べるのかという判断は、動画の中でさらに詳しく語られている。大手テック企業への投資に関心がある人にとって、好調な数字の裏にある資金繰りの実態がどのように評価を左右するのかを考えさせられる内容だ。

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マイキー佐野です 経済・金融・投資・経営・最新の研究やニュースなど 様々なテーマについて、ズバズバ切り込んで話していきます~ 2021年より最新の学術理論、経営学、経済学、社会学を紹介するYouTube「マイキーの非道徳な社会学」を開始 現在はアカデミズム関係者・経営者・投資家・学生が参加するビジネススクールも運営