スポニチ

写真拡大

 ◇インターリーグ ドジャース6―2マリナーズ(2026年7月30日 ロサンゼルス)

 ドジャース佐々木朗希投手(24)は30日(日本時間31日)、マリナーズ戦で先発し、5回1/3を投げて5安打2失点で5勝目を挙げた。最速101・5マイル(約163・3キロ)の直球に織り交ぜた150キロ前後の「高速フォーク」で打線を抑え込んだ。同変化球は全90球中37球も投じて、割合は全球種中で最多の41%。今季19度目の登板で、2度目の2連勝を飾った。

 直球に似た軌道からホームベース付近で急激に落ちる。NPB時代もフォークが佐々木の最大の武器だったが、当時は140キロ台前半から中盤が軸。この日は最速93・5マイル(約150・4キロ)を計測した。

 「真っすぐのために試行錯誤してきたフォームが徐々に良くなり、フォークにもいい影響を与えている。スピードがある中でも、落ちが良かった」

 2回に昨季60本塁打のローリーを空振り三振に封じたのも高速フォークだった。全90球のうち最多の37球(41%)を投じ、21度のスイングから10度の空振りを奪った。同変化球の平均球速は91・1マイル(約146・6キロ)で、前回24日のメッツ戦から1・4マイル(約2・3キロ)もアップした。

 メジャー1年目の昨季は右肩痛で長期離脱を経験。だが、今季は先発ローテーションを守り、今回も中5日で登板した。長距離遠征を伴う大リーグの過酷な環境でマウンドに立ち続け「日程的に休みも少ない。練習量のコントロールや睡眠が大事」と、自らを奮い立たせるように言った。

 6回に適時二塁打で1点を失い、1死満塁から押し出し四球を与えたところで降板。突如崩れたがデーブ・ロバーツ監督は「6回は脚がつっていたようだ。それが影響した部分もあった」と投球自体を問題視しなかった。

 佐々木は初回、初めて自ら自動投球判定(ABS)チャレンジを発動し「自信があった」と見逃し三振を奪った。5回1/3を5安打2失点で5勝目。次の課題は、打線が3巡目に入っても投球の質を落とさないことだ。「取り組んできたことが、ようやく形になってきた」。6回に2失点した反省より、手応えが色濃く残った。(奥田秀樹通信員)