◆米大リーグ ナショナルズ2―3ブルージェイズ(27日、ワシントンDC=ナショナルズパーク)

 ブルージェイズ岡本和真内野手(30)が敵地のナショナルズ戦、「6番・三塁」で先発出場し、2―1迎えた4回に左前安打で出塁し、二盗に成功。メジャー先発100試合目、423打席目に、メジャー初盗塁を記録した。岡本はストローの中前打で3点目のホームに生還するなど、4打数1安打1盗塁1得点で打率は2割2分4厘となった。42歳の誕生日となったこの日、背中のけいれんからの復帰した先発シャーザーは2回2/3を投げ4安打1失点だった。

 

 岡本が走った。4回1死で迎えた第2打席にカーブを左前打に弾き返して出塁すると、2死後、2―1のカウントでスタートを切った。際どいタイミングだったが、捕手の送球が浮いた分、間一髪セーフとなった。岡本は二塁上で両手で輪をつくった。節目の先発100試合目、423打席目に初盗塁を試み、見事、成功。ハッスルプレーにベンチもやんやの大喝采だ。

 「嬉しかったです。セーフになって良かったです」と、記念すべき初盗塁に笑顔の岡本。1秒間のスプリントは26・3フィート(8メートル)。メジャー30球団の三塁手で44位と決して俊足とはいえないが、ここぞの場面で決めた盗塁が、貴重な追加点につながる。岡本はストローの中前打で3点目のホームに生還した。

 

 「エキサイティングだった。バド(バドジンスキー一塁コーチ)と目と目が合った。去年カーク(捕手)がテキサス(レンジャーズ)戦でもやったようにね。けん制はないと読んで、チャンスがあると思った」と、盗塁のサインだったことを明かしたシュナイダー監督。「選手の皆も大喜びしていた。ただ、スライディングはもう少し改善して欲しいかな」と注文をつけたが、「でも、結果的にそれが得点を生み出したんだ。バドに感謝だ!」と、アイコンタクトが生んだ作戦に満足そうだ。

 通算222勝右腕シャーザーが、背中のけいれんによる負傷者リストから復帰して6月10日(フィリーズ戦)以来となる今季7度目の先発のマウンドに上がった。4月には右前腕、左足首痛で負傷者入り。今月は親指に3本のコルチゾン注射を打つなど重なる負傷に苦しみながら、戦列に戻ってきた。ベテランは初回1死満塁のピンチをしのぎ、2回に1失点も試合を作り、チームもその力投に応えた。

 「復帰登板だったし、しっかり守ろうと思っていました。勝って良かったです」と岡本。終わってみれば、岡本の得点が“決勝点”となって1点差勝利。初見参となった米国・首都ワシントンで、岡本が脚とバットで貢献した。