安青錦 史上初!大関返り咲き場所で優勝 左足限界も「やり切った」優勝決定巴戦制して3場所ぶり3度目V
◇大相撲名古屋場所千秋楽(2026年7月26日 IGアリーナ)
大相撲名古屋場所は26日、千秋楽の取組が行われ、関脇の安青錦(22=安治川部屋)が大関・霧島(30=音羽山部屋)、関脇・熱海富士(23=伊勢ケ浜部屋)との巴戦による優勝決定戦を制して3場所ぶり3度目の優勝を飾った。10勝で大関への特例復帰をかなえた過去7例(6人)で優勝した例はなく、安青錦が初の快挙。左足が万全でない中で混戦の場所を制し、復活を果たした。
本割で熱海富士に一方的に押し出されて12勝3敗で並ばれたが、優勝決定戦で“リベンジ”して王手を懸け、霧島との激しい相撲を制して賜杯をつかみ取った。
優勝インタビューでは館内の大きな拍手を浴び、「やり切ったなという感じです」と万感の表情だった。
カド番だった夏場所を左足首のケガで全休し、2場所連続負け越しで関脇に転落。10勝以上すれば特例措置で大関返り咲きとなるが、場所前から「10勝ではなく優勝を目指したい」と話していた。
今場所は4日目に小結・義ノ富士に敗れたが、切り替えてそこから7連勝。8日目には隆の勝を押し出した後でバランスを崩して新たに左足親指を負傷。それでも不屈の精神力で白星を積み重ね、初めて単独首位で千秋楽を迎えていた。
◇安青錦 新大(あおにしき・あらた=本名ダニーロ・ヤブグシシン)2004年3月23日生まれ、ウクライナ・ビンニツァ出身の22歳。ロシアのウクライナ侵攻後、相撲を続けるために22年4月に来日。安治川部屋に入門し23年秋場所で初土俵。24年九州場所新十両。25年春場所で新入幕を果たし同年秋場所で新小結。26年初場所で新大関も今場所、大関から陥落した。優勝3回。殊勲賞1回、敢闘賞2回、技能賞4回。得意は右四つ、寄り。1メートル82、142キロ。家族は両親と兄。
