カナダ東部で830件以上の山火事 オレンジ色の空…“大気汚染”で注意呼びかけも 煙流れ込み…サッカーW杯決勝戦にも影響懸念
カナダでは東部オンタリオ州などで830件以上の山火事が発生し、いまも延焼しています。周辺では大気汚染による健康被害に注意が呼びかけられているほか、大量の煙が隣接するアメリカにも流れ込み、ニュージャージー州で行われる予定のサッカーのワールドカップ決勝戦にも影響が懸念されています。
■例年より気温が高かったためか…

停止している列車の内部から撮影された映像を見ると、窓の外は一面、燃えさかるオレンジの炎一色です。
車内にいる男性「なんてこった…」
実は、この列車のまわりで発生していたのは山火事です。
車内にいる男性「早くここから抜け出さないと」
すると向こうから何やら光が近づいてきます。列車のヘッドライトです。
車内にいる男性「すごい度胸だな…」
男性が乗っている列車のそばを、違う列車が通り抜ける様子がうつっていました。
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ロイター通信によりますと、カナダ東部のオンタリオ州などで830件以上の山火事が相次いで発生しました。
news zero「オンタリオ州の地図を見てみると、火災を示す赤い印が広範囲に及んでいます」
赤い印が火災、オレンジ色の印が新しい火災を示していて、州内の西部を中心に多くの火災が起きていることがわかります。
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これは山火事が発生しているとみられる地域の衛星画像をもとに、熱源を強調処理したものです。オレンジ色の部分が熱源とみられます。この範囲だけ見ても熱源はおよそ60キロメートルにわたっているとみられ、複数の場所で連なっていて、広い範囲で山火事が起きていることがわかります。
山から離れたカナダ最大の都市トロントでは、マスクをする男性が。
マスクの男性「大気が汚染されて、何をすればよいのか分からないので。もちろんうれしくないです」
山火事の煙の影響で空がオレンジ色に。カナダの環境省が健康被害のリスクが高まっているとして、住民に注意を呼びかけました。ロイター通信によりますと、例年より気温が高かったため火災がおきた可能性が高いとしています。
■カナダ・トロントに住む日本人は…

「news zero」は、トロントに住む日本人に話を聞きました。
トロント在住の男性「ちょうど自分が目を覚ましたのが朝10時で、カーテンから木漏れ日というか朝日が見えているのが、色がオレンジがかっている感じ」
午前10時ごろに撮影したという写真では、写真全体がオレンジがかっているのがわかりますが…
トロント在住の男性「違う世界に来たというか、アメリカの昔の映画のフィルターがかかっているみたい。えらいことが起きていると。景色自体は同じ風景だが、自分の目がおかしくなったんじゃないかなと」
さらに、窓を開けてみると…
トロント在住の男性「(窓を)開けたらにおいがすごいです。開けた瞬間です。今も畑で何か燃やしているような、ドラム缶で何か燃やしているようなにおいが漂ってくる感じ」
■NY州、屋外の激しい運動控えるよう呼びかけ…W杯に影響は

影響はオンタリオ州の南側に位置するニューヨークにも。大量の煙は国境を越え、街が白くかすんでいるのがわかります。
空気中のPM2.5の濃度を示したもの。山火事の発生しているオンタリオ州では色が濃くなり濃度が高いことが示されていて、PM2.5を示す空気はニューヨーク州の先、ワールドカップの決勝が行われるニュージャージー州にまで流れこむものとみられているのです。
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ニューヨーク州の地元当局は、屋外での激しい運動を控えるよう呼びかけていますが、ワールドカップへの影響は大丈夫なのでしょうか。
ロイター通信によりますと、スタジアムには8万人以上の来場が見込まれているということです。また、ニューヨークのセントラルパークでも、5万人もの人々が試合を観戦する予定だとしています。