【ボクシング】内山高志氏が「女子版ノックアウト・ダイナマイト」と太鼓判 KODLAB女子1号・田口心温が15日プロデビュー「ワイルドワンでいきます」
◆プロボクシング ▽女子ミニマム級(47・6キロ以下)6回戦 田口心温―レンズ・ダッケル(7月15日、東京・後楽園ホール)
元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏(46)が会長を務めるKODLABジムの女子選手第1号、田口心温(ここあ、23)=KODLAB=が、15日にプロデビュー戦に臨む。14日には都内で前日計量に臨み、47・5キロでクリア。対戦相手の東洋太平洋ミニマム級16位のレンズ・ダッケル(フィリピン)は47・0キロでパスした。
アマチュアで2022年全日本選手権女子ミニマム級準優勝、32戦24勝(10RSC)8敗の実績を持つ田口は、今年2月にKODLABジムに入門。4月22日にB級プロテストに合格した。KODLABジムを選んだ理由について「日体大のコーチの紹介で内山さんに練習を見てもらって『おいでよ』と言ってもらった。内山さんの人柄も理由のひとつ。遠くから見る内山さんはものすごいチャンピオンだと知っていたし尊敬もしていたが、近づいてみて知る内山さんはすごくかっこいい」と話すと、真後ろで聞いていた内山会長は「いいこと言う」と目尻を下げた。
現役時代に「ノックアウト・ダイナマイト(KOD)」の異名で豪快なKOを量産した内山会長も「初めて見た時に、これはすごいと本当に思った。パンチ力とかスピードも、今まで見てきた女の子とは違う」と非凡な資質に太鼓判。「すごく楽しみ。女子版KODです」と自身の“後継者”に指名した。
3歳で空手を始め、小6からボクシングに転向した。「極真空手をずっとやっていたが、顔面にパンチをすることがなかった。地上最強になりたかった。『空手は顔面へのパンチがないよね』と言われるのが悔しくて、じゃあ顔面がある競技で強かったら最強だと思った」。ボクシングでの武器は、右オーバーハンドと、内山会長直伝の左レバーブローだ。
女子版KOD・田口は、「ワイルドワン」と自称する。「乱暴者、という意味なんですけど、自分らしく暴れていきたいなっていう感じです」。将来的な目標について「世間的に『女子って弱いだろう』と思われている部分がすごく悔しい。女子ボクシングの悔しさや悲しさを、しっかり変えていける存在になりたい。女子って怖いんだよ、っていうのを見せたい。ワイルドワンでいきます」。女子ボクシングの既成概念を打ち砕き、リングで暴れ回る覚悟をにじませた。

