ブランドの未来を示す開発車両がグッドウッドに登場!

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新世代スポーツカーを示唆、グッドウッドで世界初公開へ

 アルピーヌは2026年7月3日、英国で開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FoS)」での実車初公開に先立ち、第3世代「A110」の開発車両(ミュール)となる「A110 FUTURE」を発表しました。

 同月9日から12日まで開催されるFoSでは、A110 FUTUREが4日間にわたってヒルクライムを走行し、次世代A110の開発状況を披露する予定です。

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 今回公開されたA110 FUTUREは、市販モデルではなく開発用車両ですが、アルピーヌが電動化時代に向けて開発を進める新世代スポーツカーの方向性を示す重要な存在となっています。

 A110は、アルピーヌを代表するスポーツカーとして長い歴史を持つモデルです。初代A110は1962年に登場し、軽量ボディと優れたハンドリング性能を武器にラリー競技で数々の輝かしい戦績を残しました。

 1973年には世界ラリー選手権(WRC)の初代マニュファクチャラーズタイトルを獲得するなど、ブランドを象徴する存在となりました。

 その後、一度生産を終了したA110は、約40年ぶりとなる2017年に現行モデルとして復活しました。

 アルミ製シャシーやミッドシップレイアウトを採用し、「軽さこそ性能」というアルピーヌの伝統を現代に受け継いだスポーツカーとして高い評価を獲得しました。

 しかし、ブランドの電動化戦略に伴い、現行A110は2026年6月にフランス・ディエップ工場での生産を終了しています。

 第3世代A110は、その精神を受け継ぎながらEV専用モデルとして生まれ変わることになります。

 今回公開されたA110 FUTUREは、市販モデルではなく第3世代A110の技術開発を目的としたミュールです。この車両には、新世代A110へ採用される主要技術が盛り込まれています。

 車体のベースとなるのは、新開発のAlpine Performance Platform(APP/アルピーヌ・パフォーマンス・プラットフォーム)。

 アルミ製アーキテクチャを採用することで、アルピーヌらしい俊敏なハンドリング性能を実現するとしています。

 また、バッテリーはスポーツカーに理想的な40:60の前後重量配分を維持するため2分割で配置され、800Vセル・トゥ・パック技術と高エネルギー密度セルを採用することで軽量化と充電性能の向上を図っています。

 さらに、リアにはSiCインバーターを備えた新開発のデュアルモーター一体型3-in-1 eアクスルを搭載し、高トルクと優れたレスポンスを実現。

 加えて、フルアルミ製サスペンションや新設計のブレーキシステム、ステアリングシステムなども組み合わされ、EVでありながらアルピーヌらしいドライビングプレジャーを追求しているといいます。

 公開された画像からは、A110 FUTUREが現行A110を思わせる2ドアクーペシルエットを持ちながらも、開発車両ならではの特徴的なデザインを採用していることが確認できます。

 また、フロントマスクには、「A290」にも採用されているブランド共通のダブルXモチーフのフルLEDランプが備わり、次世代アルピーヌのデザインアイデンティティを受け継いでいることがうかがえます。

 ボディカラーはマットブラックを基調とし、ブルーのアクセントカラーや大型の「A110 FUTURE」ロゴ、「110」のグラフィックを各部に配置。

 また、サイドには電動化をイメージさせる稲妻モチーフのグラフィックも描かれており、EVスポーツカーへの進化を視覚的にも表現しているのが特徴的です。

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 A110 FUTUREは、アルピーヌがブランドの象徴であるA110をEV時代へ継承するための開発車両です。

 FoSでは実際にヒルクライムを走行する予定で、第3世代A110の開発状況が披露されます。

 EV時代の「走る楽しさ」を追求するアルピーヌが、どのようなスポーツカーを完成させるのか、今後の続報にも注目です。