金賞牛の生産者の川越さん(右から2人目)

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 台湾で宮崎牛が存在感を高めている。台湾を中心に和牛レストランなど約70店舗を展開する乾杯グループは、JAみやざき系統和牛枝肉共励会で最高位の金賞を受賞した宮崎牛を落札した。金賞牛を生産したのは、国富町で繁殖肥育を一貫経営する川越正隆さんだ。台湾での高い評価は、今後の牛づくりへ大きな励みとなっている。

 台湾では、お祝いやビジネスシーンなどで高級な牛肉を食べる傾向がある。特別な場を彩る食材として、宮崎牛への関心が高い。

 共励会で金賞となった牛肉を使った特別イベント「チャンピオンズディナー」を台湾で開いた。台湾経済界やミヤチクなどの関係者ら約70人が参加した。 会場では、金賞を受賞した宮崎牛が焼き肉やステーキとして提供された。参加者は「口に入れた瞬間に溶けていくような感覚で、とてもおいしい」と高く評価した。

 イベントに参加した川越さんは「台湾で宮崎牛が高く評価されていることを強く感じ、驚いた。今まで以上に牛に与える餌を研究し、食べた人が感動するような牛を育てたい」と話した。

 川越さんの今回の受賞牛は自家産で、日頃から飼養管理にさまざまな工夫をしている。2025年は暑熱対策として、肥育牛舎に寒冷しゃを設置。遮熱対策や風通しを確保し、牛のストレス軽減と肉質の向上を実現した。

(矢野恵)

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