◆米大リーグ アスレチックス―ドジャース(30日、米カリフォルニア州サクラメント=サターヘルスパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が30日(日本時間7月1日)、敵地・アスレチックス戦のスタメンに「1番・DH」で名を連ねた。メジャー通算300本塁打まで残り2本と迫る中、2試合連発の19号、そして1試合2発で一気に記録達成の期待がかかる。

 これまで月別最多の通算70本塁打、151打点を記録している6月もこの日で最終戦。今季も前日終了時点では、打者として23試合に出場して打率3割3分7厘、8本塁打、19打点と結果を残している。11日(同12日)の敵地・パイレーツ戦では左膝の炎症で途中交代し、ロバーツ監督によると現在も膝の状態は「100%ではない」というが、けがして以降も欠場は2試合(1試合は真美子夫人の第2子出産によるもの)だけで、二刀流として走り続けている。

 前日29日(同30日)の同戦では、6試合ぶりの18号3ランを放つなど5打数2安打3打点。特大の一発が飛び出したのは5―3の6回無死一、二塁で迎えた第4打席だった。2ボール2ストライクからの5球目、左腕クルークの投じた内角高めの82・3マイル(約132・4キロ)スイーパーを強振すると、打球速度112・3マイル(約180・7キロ)、角度25度、飛距離432フィート(約131・7メートル)で右翼の芝生席上段までかっ飛ばした。8回にも右前打で今季27度目のマルチ安打の活躍だった。

 アスレチックスは本拠地がラスベガスに移転することに伴い、25年から新球場が完成する予定の28年まで暫定的にジャイアンツ3Aの球場を間借りしている状況だ。全30球団が現在本拠地として使用している球場で、大谷が一発を記録したことがないのはフィリーズのシチズンズバンクパーク、レッズのグレイトアメリカンボールパーク、サターヘルスパークを含めても3球場だけだったが、サターヘルスパークを4打席でクリア。レンジャーズ、アスレチックスの旧球場、ブルージェイズのキャンプ地球場、東京Dを入れた“32球場アーチ”にもなった。右翼は最短325フィート(約99・1メートル)とコンパクトな作りで、左打者の大谷にはホームランのチャンスがより広がっている。

 ロバーツ監督は前日の勝利で監督通算999勝としており、この日勝利すれば史上最速の1000勝到達となる。大谷の300号と指揮官の“ダブル達成”となれば、これ以上ないドラマになるだろう。