武夷山国家公園で見つかった大型菌類(キノコ)の新種「武夷山紅蝱」。(福州=新華社配信)

 【新華社福州6月29日】中国福建省農業科学院食用菌研究所は、江西農業大学(江西省南昌市)の顔俊清(がん・しゅんせい)副教授と同研究所の曽輝(そう・き)研究員の合同チームが福建、江西両省にまたがる武夷山国家公園で大型キノコの新種「武夷山紅蝱」を発見したと発表した。ベニタケ属Heterophyllidiae亜属に属し、研究成果をまとめた論文は真菌学の国際学術誌「MycoKeys」に発表された。

 武夷山紅蝱は調査チームが武夷山国家公園の光沢片区(エリア)で2022年に発見していたが、当時は子実体の形態的特徴を十分に観察できなかったため、研究は一時中断されていた。

 顔氏は取材に対し、武夷山国家公園の邵武片区でここ数年、さまざまな発育段階の子実体が相次ぎ発見され、幼菌から成熟までの形態的特徴が明らかになったと説明。形態分類学による系統的な同定と複数の遺伝子の配列比較分析を経て、最終的に新種であることを確認し、現時点で武夷山周辺地域にのみ分布していることから「武夷山紅蝱」と名付けたと述べた。(記者/張華迎)